フランスビールの歴史や特徴を紹介!おすすめ10選も!
フランスビールの歴史
あなたは「フランスのお酒といえば何ですか?」と聞かれたら、何を思い浮かべますか?
「ワイン」または「シャンパンニュー」を思い浮かべたのではないでしょうか。
実際にフランスでは、他の国と比べても圧倒的にのワイン消費量が多いので「ワイン」を思い浮かべたあなたは大正解!
そんなフランスのお酒事情ですが、実はワインの次に「ビール」が人気で種類が豊富なんです!
ビールが大好きで毎晩欠かさずビールを飲酒する私がフランスビールの「歴史」や「醸造所」についてご紹介します。
これを読みながらフランスビールを飲めば、フランスビールに愛着がわくこと間違いなしです。
ゲルマン人系のフランク族が作った
ゲルマン民族大移動の最中、5世紀に「ゲルマン人系フランク族」がフランスの基礎となる国を作りました。
その後8世紀にトランプのハートのキングでお馴染みの「カール大帝」が、フランスの基礎となる国を統治をし大帝国となりました。
当時カール大帝は政策として、ビール醸造所を設置しなければならない「荘園令」を発しました。
そのおかげで当時ワインより馴染みがなかったビールは民間からの支持を獲得することができ、ビールの原料を作る畑や醸造所が増えてより民間から愛されるようになります。
併せて、カール大帝はビール醸造所の整備を整えると同時に、ブドウ畑の再建やワイン醸造にも力をいれました。
そのおかげで、フランスは現在でも「ワイン文化とビール文化」が発展を遂げています。
ワインだけじゃない!
日が長い時期が多いフランスでは、夕食のスタートが遅い傾向にあります。
そのためか、フランスでは17時~20時の時間帯でビールやカクテルが半額になる「ハッピーアワー」 を行っているお店が多く、夕食の前に気の合う友人とアルコールを楽しむ習慣があります。
ワインを楽しむことはもちろん、最近若者には質が良く、悪酔いもしにくい「クラフトビール」が人気となっています。
それ以外にも、フランスの地名が付いたブランデーの「コニャック」や、リンゴを原料としたお酒「シードル」なども美味しく人気があります。
世界第4位の醸造所数を誇る
フランスはカール大帝の政策の恩恵もあり、「ヨーロッパの穀倉」と呼ばれるほどに大麦や小麦を多量に生産していることからビール造りが盛んです。
フランスには現在1200を超える「フランス・クラフトビール」醸造所があります。
世界的にみても第4位の醸造所数、その勢いはとどまることを知りません。
しかし、フランス国外への流通が少ないために「フランス=ビール大国」というイメージが少ないのかもしれません。
ですが、「ビエールド・ギャルド」という昔ながらの独自の製法でビールを作り地元の方々から愛され続けています。
フランスビールの特徴
ヨーロッパの西に位置するフランス。
ヨーロッパ産ビールといえば世界的人気を誇る美味しいビール銘柄が多数あります。
フランスの北東に位置するドイツでは、ミュンヘンで開催される世界最大のビールの祭り「オクトーバーフェスト」が有名です。
そんなドイツで飲まれる「ドイツビール」はすべてクラフトビールであり、各地で個性のあるクラフトビールが醸造されています。
また、銘柄ごとにビールを最高の状態で味わうため専用グラスがある「ベルギービール」や苦みが少なくビールが苦手な人でも楽しめる「イタリアビール」。
そんなビール大国 に囲まれたフランスでは、近隣国のビールも入手し易く、たくさんの種類を飲む事が出来ます。
そんな舌が肥えたイタリア人に愛されるフランスビールは古くから伝わる「ビールを作った後に熟成させる伝統的製法」によってつくられています。
ですが、生産量を増やさず、民間から愛されるために作られ「美味しいフランスビール」は国外未出荷のため、なかなか目にする事がありません。
そんな日本ではあまり馴染みのないフランスビールの種類や銘柄、日本ではあまり手に入れる事ができない銘柄の購入方法までご紹介します。
200種類以上もある?値段は?
フランスには現在1200を超える「フランスビール」醸造所があり、その銘柄数は豊富で200種類以上もありす。
銘柄数も豊富なフランスビールの中でも、フランス国内でも特に人気なのが「1664」というフランスビールです。
1664は「セーズ・ソワソン・キャトル」と発音し、「セーズ」 という愛称で民間に親しまれています。
1664のシェア率はフランス国内で40%というデータもあり、とても民間の人達に愛されている事が解ります。
フランス内では、ビールの値段がお酒の中で一番リーズナブルな値段のことが多いので、フランスでも「とりあえずビール」なんてこともあったりなかったり。
東京でもクラフトビール専門店が近年増えてきており、フランスビールを気軽に飲む事ができます。
東京などでは1杯1,000円前後でフランスビールを楽しむことが出来ます。
品質が高く、個性あるビールが多い
フランスでは醸造所が多く銘柄も多いことから、それぞれのビールが「品質が高く、個性あるビールが多い」という特徴があります。
そのため、種類が豊富なフランスではビールを「ブロンド(金)」「(白)」「黒」と3食の色で表現します。
日本でよく飲まれているお馴染みの金色のビールはフランスでも「ブロンド(金)」ビールにあたります。
フランス国内で大人気の1664は「白」ビールに分類され、独特の酸味や爽やかな口当たりが特徴です 「黒」ビールは見た目が黒いことはもちろん、特徴はなんといっても味のコクと風味の強さです。
少しぬるめの温度にすると、香りも際立ってまろやかな味わいを楽しむことが るのでクラフトビール好きにはたまらないビールです。
どのビールもフランス国内で作られた麦芽や大麦などを使い、昔からの製法で醸造されるため、フランスビールはとても品質が高く個性的なものが多いのはこのためです。
20のメーカーしか日本には輸入されていない
そんな種類豊富で品質が高いフランスビールですが、日本には20のメーカー輸入されていないのが現状です。
フランスビールを多く輸入している通販会社「プリュヌ」をはじめとするフランスビール愛好家たちが、今日本へフランスビールを広めようと努力してくれています。
そのため、まだ種類は少ないですが昔に比べご家庭でもフランスビールを通販サイトなどを使って購入できるようになってきました。
気軽にフランスまで足を運ぶのは難しいですが、地元の人たちに愛され、いろいろな味や風味を楽しめるフランスビールを是非一度試してみてはいかがでしょうか。
お土産にも!フランスビールのおすすめ10選を紹介!
1664
- ボディ
- ライト
- ビアスタイル
- ラガービール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- ポーランド
- 原材料
- 麦芽、小麦、糖類、オレンジピール、コリアンダー/香料、苦味料
- ブルワリー
- サッポロビール
商品詳細
フランス国内でシェア率40%を誇る「1664」。白ビールテイストでコクもほどよく、オレンジピールとコリアンダーが入ったフルーティーなテイストです。また、苦みが少ないのでビールがあまり得意ではない人でもゴクゴク飲めちゃう味です。1664を飲めば、民間からの熱い支持を受けるのがわかる!と納得できるなんとも飲みやすいビールです。
ブランシェ エルミン
- ボディ
- ライト
- ビアスタイル
- ケルシュ
- 発酵方法
- 自然発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 4.5
- 産地
- フランス
- 原材料
- 小麦、砂糖、ホップ、コリアンダー、オレンジピール、酵母
- ブルワリー
- SAS Brasserie Lancelot(ランスロ社)
商品詳細
大麦麦芽と小麦がバランスよく配合されているので、とても爽やかな口当たりで飲みやすい白ビールです。コリアンダーやオレンジピールなども配合されており、スパイスの風味が優しく癖になります。アルコール度数も4%と軽く、さらっと飲めちゃいます。
テレンデュ
最安値
330ml/1本
600円
(税込660円)
- ボディ
- フル
- ビアスタイル
- 発泡酒
- 発酵方法
- 自然発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 4~5%
- 産地
- フランス
- 原材料
- 大麦、ホップ、そば
- ブルワリー
- SAS Brasserie Lancelot(ランスロ社)
商品詳細
テレンデュの特徴はなんといってもブルターニュ産の「そば」を30%使用したビールという事です。そばは小麦と麦芽大麦の絶妙な風味を壊すことなく、絶妙にマッチして繊細な苦みとフルボディ特有の力強いテイストが楽しめます。また、ビールを飲んだ後口の中にほのかに残るそばの風味が癖になります。泡はきめ細やかで、アルコール度数も4.5%と黒ビールの中では軽めの印象なビールです。瓶内に多少の「かす」が沈殿する事がありますが、問題ありません。瓶内熟成を行い、ろ過を行わずに醸造を行っているからです。これにより自然のままの美味しさを届けできるのです。
ジャンラン・アンバー IPA
最安値
330ml/6本
3,254円
(税込3,580円)
- ボディ
- フル
- ビアスタイル
- IPA(インディア・ペールエール)
- 発酵方法
- 自然発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 7%
- 産地
- フランス
- 原材料
- 麦芽、ホップ、焙煎麦芽、酵母
- ブルワリー
- ブラッセリー・デュイク
商品詳細
「ジャンラン・アンバー IPA」は、IPAの良さを持ったジャンランビールシリーズです。IPAとは、海上輸送中に痛まないように、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入しているビールの事です。そのため、ホップの「香りと苦み」が非常に強く、アルコール度数が強いのが特徴です。使用しているホップはマグナムとナゲットの品種のため、飲んだ瞬間にハーブとフローラルアロマが飲んだ瞬間に口に広がり、最後に苦みが口の中に残ります。苦みが強め強めなので、味が濃い料理やつまみが合います。
ジェード・オーガニック ブロンド
- ボディ
- ライト
- ビアスタイル
- ピルスナー
- 発酵方法
- 下面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 4.5 %
- 産地
- フランス
- 原材料
- 有機農法大麦麦芽、有機農法ホップ
- ブルワリー
- ジェード・オーガニック グルテン フリー
商品詳細
30年近くも前から環境保護の観点で栽培を行っている醸造所で作られる「ジェード・オーガニック ブロンド」。原材料や製造過程こだわり、とことんビオの理念に基づいて製造されたこだわりのビールです。1986年にフランスで初めてのオーガニックビールとして発売され、フランス国内でも大人気のオーガニックビールです。「JUDE」ビール独特の飲み心地の良さはそのままに、濃厚な泡とラガービール特有の心地のいい苦みがたまりません。夏の暑い日に飲みたくなる!そんなビールです。
コルシカン
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- IPA(インディア・ペールエール)
- 発酵方法
- クリックしてリストから選択
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.06
- 産地
- フランス
- 原材料
- 麦芽・ホップ・糖類等
- ブルワリー
- Brasserie Pietra
商品詳細
エリクサーホップという新種のホップを使用して製造された「コルシカン IPA」。フランス北部のアルザス地方固有のアロマホップ「ストリスルシュパルト」とアメリカ原産のビタリングホップである「カスケード」を掛け合わせた新種ホップです。ストリスルシュパルトの軽くてフローラルなアロマの風味と、カスケード特有の癖になる苦みがバランスよく調和されています。また、IPAのパンチのある強い香りと苦みが飲み心地を引き立たせます。カレーや肉料理など濃い味の料理によく合いますよ。
ピエトラ マロン
- ボディ
- ライト
- ビアスタイル
- 発泡酒
- 発酵方法
- 下面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.06
- 産地
- フランス
- 原材料
- 麦芽・ホップ・糖類・栗粉
- ブルワリー
- ピエトラ
商品詳細
「ピエトラマロン」は名前の通り、栗を粉にして厳選されたモルトとブレンドして製造されています。そのため、ビールの色味がマロンカラーで泡も淡い栗色です飲むと、口の中に甘みの強いナッツなどの木の実の匂いを感じます。コルシカ島に初めて誕生した醸造所で製造され、コルシカ産の栗の粉を使用。コルシカ島の良さを感じられるビールです。 栗の粉はビールに個性的な味を与えていますが、少し甘めな印象のコクを感じることが出来る、飲みやすい味となっています。
コロンバ
最安値
330ml/24本
507円
(税込557円)
- ボディ
- ライト
- ビアスタイル
- 発泡酒
- 発酵方法
- 自然発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.05
- 産地
- フランス
- 原材料
- 麦芽(小麦を含む)・ホップ・シナモン・オレンジピール・香料
- ブルワリー
- 廣島
商品詳細
イタリア半島の西に位置する「コルシカ島」。そのコルシカ島で唯一の醸造所で制作されたビールが「コロンバ」です。コロンバの名前の由来は、コルシカ島を舞台にした小説にでてくる主人公の名前から取られました。コルシカ島の名産物である「マートル」や「ジュニパーベリー」等のハーブを使用し、飲むと甘くてちょっぴり刺激的な香りを楽しめます。ビールの色は淡い桜色で見た目もかわいく、ラズベリーやオレンジの味も楽しめるます。とても飲み心地がよく、アルコールであることを忘れてしまう、そんな軽めのビールです。
ビエール・アンブレ ピュアモルト サラマンドル 6.5%
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- 白ビール
- 発酵方法
- 自然発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.05
- 産地
- フランス、ロワール
- 原材料
- 小麦麦芽50%、ピルスモルト50%
- ブルワリー
- ブラッセリー・ド・ラ・ピジョンネール
商品詳細
実の兄弟が製造を行う「ビエール・ブランシュ ユヌ・ビエール・ナッシュ 5.0%」秋の収穫中にしか飲む事ができない貴重な「ワインになる前」の発酵中のブドウジュースの味わいに惹かれ、その味を目指したビールです。そのため、新鮮かつフルーティーな味わいの中にみずみずしさと清涼感を感じることができます。また、飲むとビターなほろ苦さとコクが口の中に広がります。ウインナーなどにとても合います。冷やしすぎると風味が損なわれますので、7~9℃の温度でお楽しみくださいね。
ジェード・オーガニック グルテン フリー
- ボディ
- ライト
- ビアスタイル
- ピルスナー
- 発酵方法
- 下面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 4.5 %
- 産地
- フランス
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- ジェード・オーガニック グルテン フリー
商品詳細
「ジェード・オーガニック グルテン フリー」は製造の最終工程でグルテンを取り除きグルテンフリー・ビールとなります。そのため、飲むと口に爽やかなアロマと共に芳醇な味わいを感じられます。また、軽やかな苦みもあり癖になる味です。醸造所の地下から汲み上げた天然水を使用しているため、他にはないスマートでクリアな味わいをご堪能下さい。また、「オーガニック」&「グルテンフリー」のビールは世界でも珍しくファンは増え続けています。ぜひ一度お楽しみください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はフランスで作られているビールやその歴史などについて詳しく紹介しました。
フランスビールと言っても種類によって味や香りも様々なので、 ここで紹介した10本のビールの中から、自分だけのお気に入りの1本を探してみてくださいね。