【2021年完全版!】北海道の日本酒おすすめTOP10!
皆さん、北海道の日本酒を飲んだことはありますか?
北海道の日本酒は広大な自然と寒冷な気候の中で生まれていて、辛口でなめらかな味わいが特徴です。
今回は日本酒のことをもっと知りたい方に向けて、 基本的な日本酒の知識から北海道の日本酒のおすすめまで紹介します。
この記事で、北海道の日本酒に興味を持っていただけると幸いです。
日本酒とは
まず、北海道の日本酒について解説する前に、日本酒について説明します。
「日本酒ってそもそもどんなふうに飲むの?」
「日本酒について基本的なことを知りたい」
という方に向けて これから、日本酒の味の違い、飲み方、種類を解説します。
日本酒の甘口と辛口の違い
よく日本酒の味を表現するときに「甘口」、「辛口」という言葉を使いますが、いったいどんな違いがあるのでしょうか?
日本酒の「甘口」、「辛口」は日本酒の「日本酒度」と「酸」の比率によって決まります。
「日本酒度」はお米がコウジ菌によって分解された時に発生する糖の多さで決まり 、「酸」は糖が酵母によって分解された時に発生する酸の多さで決まります。
ですので、糖の多さを示す日本酒度が高くても、酸が多ければ、「辛口」に感じる場合もあることを日本酒選びの際は考慮しましょう。
また「甘口」のお酒は、洋菓子と一緒に頂く時や、天ぷらなどの脂っこい料理やすき焼きのようにうま味がしっかりしたものを食べるときのおすすめです。
「辛口」のお酒は塩シャケなどさっぱりした料理と合わせる時に一緒に召し上がるとよいでしょう。
日本酒の種類
日本酒はお米を原料として、「こす」という製造工程がとられているため「清酒」として分類されます。
「清酒」も2つに分類することができ、「特別名称酒」と「普通酒」にわかれます。
「特別名称酒」は名前の通り、「名前が付いたお酒」で原料や精米歩合などの要件を満たしているお酒です。
「普通酒」は名前がついていないお酒で、リーズナブルな価格でお酒を楽しむことができるお酒です。
さらに「特別名称酒」は原料や精米歩合の違いによって、
- 「吟醸酒」
- 「純米酒」
- 「本醸造酒」の3つに分類することができます。
「吟醸酒」は精米歩合60%の白米を使い、低温で長期間発酵した製法で作ったお酒のことです。
中でも、精米歩合を50%以下にした白米を使用して作ったお酒を「大吟醸酒」と呼ぶこともあります。
「純米酒」は米、米こうじ、水を原料にして製造された日本酒です。
「純米吟醸酒」は精米歩合60%以下、「純米大吟醸酒」は精米歩合50%以下のお酒の事を指します。
さらに特別な醸造方法で製造された純米酒は「特別純米酒」ということも。
「本醸造酒」は精米歩合70%以上の白米、醸造アルコールを10%未満に抑えて作られたお酒のことです。
その中でも、精米歩合60%以下のものを「特別本醸造酒」と呼びます。
少しややこしいですが、基本的には「精米歩合」「原料」「製造方法」によって呼び方が違うことをおさえておきましょう。
日本酒の様々な飲み方
日本酒は様々な形式、方法で飲むことができます。
幅広く温度を変えて飲んでも、美味しく飲むことができるのが日本酒の特徴です。
「冷酒」は冷やした日本酒のことです。冷やすと味わいが引き締まります。
さらに温度によって細かく分類ができ、それぞれ
- 「雪冷え(5度)」
- 「花冷え(10度)」
- 「涼冷え(15度)」と呼びます。
「冷や」は常温の日本酒のことです。口を含んだ時にやや冷たく感じるくらいの温度です。
熱燗と冷酒の間くらいの温度で、喉を通りやすい温度と言えるでしょう。
「ぬる燗」は40度以下に温めた日本酒のことです。日本酒は温めると香りがより際立ちます。
ぬる燗も温度によって呼び方が変わり、それぞれ
- 「日向燗(30度)」
- 「人肌燗(35度)」
- 「ぬる燗(40度)」となります。
「熱燗」は40度以上に温めた日本酒のことで、より風味を濃厚に感じることができます。
熱燗も温度によってさらに細かく分類され、
- 「上燗(45度)」
- 「熱燗(50度)」
- 「飛び切り燗(55-60度)」に分類できます。
温度によって繊細に味わいが変わる日本酒。
あなた好みの飲み方を探求してみてくださいね。
北海道の日本酒の特徴
ここまでは日本酒の基本情報や種類、味の違い、飲み方について解説してきました。
日本酒は産地や銘柄によっても味の違いや特徴があります。
ここからは北海道の日本酒や日本酒が飲める居酒屋について説明します。
通販で買える?
北海道の日本酒はオンラインショップでも購入が可能です。
オンライン購入のメリットは、インターネットで手軽に気に入った日本酒を購入できる点です。
直接お店へ向かう時間がない人にとっては、オンラインショップは心強い味方ですね。
また、オンラインショップで購入する場合は玄関まで届くので、荷物の心配をすることがなく買い物をすることができます。
ただ、オンラインショップだと、なかなか日本酒についての疑問点を質問できないことが心配だという方もいます。
対面にて店員さんとお話しながら日本酒を決めたい、という方には不向きと言えるでしょう。
北海道の日本酒が飲める居酒屋
北海道の日本酒は各地の居酒屋で飲むことができます。
しかし、中には北海道の日本酒置いていない居酒屋があるので、事前に取扱店かどうか連絡して聞いてみるのが確実でしょう。
居酒屋など提供店で北海道の日本酒を飲むことのメリットは、お酒に合う料理と合わせて頂けることです。
さらに、「ちょっと気になるけど一本買うのは躊躇する」という場合でも居酒屋であれば試してみることが可能です。
デメリットとしては、居酒屋で出されるお酒は開けてから数日たったものである場合も多く、 新鮮なものとは言えないこともあるので注意が必要です。
北海道の日本酒おすすめTOP10!
ここまで、北海道の日本酒の購入方法を説明してきました。
次に「どの銘柄を購入するか」を決めれば、すぐに購入することができますね。
ここからは北海道のおすすめの日本酒を10個紹介します。
「十勝」 純米大吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16.0%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米(北海道産)、米こうじ(北海道産米)
- ブルワリー
- 上川大雪酒造
商品詳細
「十勝」 純米大吟醸は上川大雪酒造で造成されている日本酒です。
控えめながら華やかな香りがあります。
北海道帯広畜産大学内にある「碧雲蔵(へきうんぐら)」で製造されている点も話題となっています。
「北海鬼ころし」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 17.5%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米 、米麹
- ブルワリー
- 国稀酒造
商品詳細
「北海鬼ころし」は昔ながらの製造にこだわっている「国稀酒造」で作られたお酒です。
北海道増毛市で、開拓間もないころから大切に守ってきた製造方法をもって作られるお酒は道内では定番の日本酒のひとつです。
三千櫻 純米吟醸 彗星55
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0%
- 産地
- 北海道東川町
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 三千櫻酒造
商品詳細
「三千櫻 純米吟醸 彗星55」は北海道東川町の蔵元「三千櫻酒造」で製造されたお酒です。
農協で三千櫻のためにつくった酒造米「彗星」で作られたお酒で、軽快でキレのいい味わいが特徴、微炭酸がさらにその味わいを助けています。
飲みやすくておいしいという感想が多数です。
二世古 特別純米 彗星 青ラベル
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.5%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 二世古酒造
商品詳細
「二世古 特別純米 彗星 青ラベル」は北海道の有数の観光地ニセコの蔵元「二世古酒造」で作られた日本酒です。
大正時代から日本酒の製造をしている二世古酒造は、加水調整をしない日本酒にこだわっています。
好適米「彗星」とニセコワイス系の雪清水を利用した自然派の商品です。
北の勝 大海
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 14.0%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 碓氷勝三郎商店
商品詳細
北海道根室にある蔵元「碓氷勝三郎商店」が製造している日本酒が「北の勝」です。
北海道の酒造好適米で最も風味豊かな「吟風」を利用しています。
明治時代からある伝統の味は今でも地元の人に愛されていて、芳醇なデリケートな味が特徴です。
北斗随想 純米吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16.5%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米こうじ、米
- ブルワリー
- 小林酒造
商品詳細
「北斗随想 純米吟醸」は北海道栗山町に蔵元がある「小林酒造」が製造しています。
やや辛口の風味が特徴で、冷たくして飲むのがおすすめです。
「小林酒造」は酒造好適米「吟風」をいち早く使ったことでも知られていて、この商品はその「吟風」を45%まで磨いて丁寧に作られた商品です。
男山 純米大吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 男山株式会社
商品詳細
北海道旭川の蔵元「男山株式会社」で醸造された日本酒が「男山」です。
日本酒では世界初となるモンドセレクション金賞を受賞してから、さらに40年間受賞を逃したことはないそうです。
旭川の山脈から湧き出る水を使った日本酒は端麗辛口、きりっとした味わいが特徴です。
千歳鶴 純米酒
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0%~16.0%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 日本清酒株式会社
商品詳細
「千歳鶴 純米」は日本清酒株式会社から販売している札幌の日本酒です。
精米歩合70%とお米のよさをそのまま残したお酒で、ふくよかなお米由来の風味と香りは思わずお魚と一緒に頂きたくなります。
北海道に来た際は一杯飲みたい日本酒ですね。
福司 純米酒
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 14.0%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 福司酒造
商品詳細
「福司 純米酒」は北海道東部・釧路市にある蔵元「福司酒造」が醸成する日本酒です。
仕込み水は北海道の大自然でろ過された伏流水を使用・北海道産のお米を利用した地元ならではのお酒をつくっている蔵元。
純米酒は豊潤な味わいが特徴ですが、こちらはのど越しがすっきりとしていて北海道産の料理とも相性がよい日本酒です。
国士無双 純米吟醸酒
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0%
- 産地
- 北海道
- 原材料
- 米、米こうじ
- ブルワリー
- 髙砂酒造
商品詳細
「国士無双 純米吟醸酒」は髙砂酒造株式会社が醸造する日本酒です。
北海道の酒米「きたしずく」を利用し精米歩合55%まで削り取った贅沢なお酒、華やかな柑橘系の香り、うまさとコクがたまらない一品です。
まとめ
いかがでしたか? 北海道には美味しい日本酒の蔵元がたくさんあります。
さらに、日本酒のバリエーションも豊富で、用途やシーンに合わせた日本酒が見つけやすいこと間違いなしです。
もし、紹介した日本酒の中で気になるものがあれば、是非召し上がってみてくださいね。
この記事で、北海道の日本酒に興味を持っていただけたのであれば幸いです。