日本酒銘柄ランキング10選!有名な県や酒蔵、高級なものまで紹介!
日本酒の注目が最近再び集まってきていますね。
しかし「日本酒は種類がたくさんあって難しそう」「飲んでみたいけど、何から飲んでみたらいいのかわからない」と思う方は多いのではないでしょうか。
日本酒はその種類の多さが魅力で、季節や飲み方によって味わいが異なる繊細さが特徴です。
一度自分に合う飲み方を見つけてしまえば、その魅力に取りつかれること間違いなしです。
この記事を読んで、日本酒選びの参考になれば幸いです。
日本酒とは
この記事では、日本酒の種類や味の違い、有名な日本酒銘柄の産地やその具体的な商品名をお伝えします。
「日本酒ってそもそもほかのお酒と何が違うの?」「まず初めに有名なものから知りたい」という人は読み進めてみてくださいね。
日本酒の種類
日本酒はお米を原料として、「こす」という製造工程がとられているため「清酒」として分類されています。
「特別名称酒」は名前の通り、「名前が付いたお酒」で原料や精米歩合などの要件を満たしているお酒です。
「普通酒」は名前がついていないお酒で、リーズナブルな価格でお酒を楽しむことができるお酒です。
さらに「特別名称酒」は原料や精米歩合の違いによって、「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3つに分類することができます。
「吟醸酒」は精米歩合60%の白米を使い、低温で長期間発酵した製法で作ったお酒のことです。
中でも、精米歩合を50%以下にした白米を使用して作ったお酒を「大吟醸酒」と呼ぶこともあります。
「純米酒」は米、米こうじ、水を原料にして製造された日本酒です。
「純米酒」は精米歩合によって、「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」に分類ができ、 「純米吟醸酒」は精米歩合60%以下、「純米大吟醸酒」は精米歩合50%以下のお酒の事を指します。
さらに特別な醸造方法で製造された純米酒は「特別純米酒」ということも。
「本醸造酒」は精米歩合70%以上の白米、醸造アルコールを10%未満に抑えて作られたお酒のことです。
その中でも、精米歩合60%以下のものを「特別本醸造酒」と呼びます。
少しややこしいですが、基本的には「精米歩合」「原料」「製造方法」によって呼び方が違うことをおさえておきましょう。
辛口と甘口の違い
よく日本酒の味を表現するときに「甘口」「辛口」という言葉を使いますが、いったいどんな違いがあるのでしょうか?
日本酒の「甘口」「辛口」は日本酒の「日本酒度」と「酸」の比率によって決まります。
「日本酒度」はお米がコウジ菌によって分解された時に発生する糖の多さで決まり 「酸」は糖が酵母によって分解された時に発生する酸の多さで決まります。
ですので糖の多さを示す日本酒度が高くても、酸が多ければ、「辛口」に感じる場合もあることを日本酒選びの際は考慮しましょう。
また「甘口」のお酒は、洋菓子と一緒に頂く時や、天ぷらなどの脂っこい料理やすき焼きのようにうま味がしっかりしたものを食べるときのおすすめです。
「辛口」のお酒は塩シャケなどさっぱりした料理と合わせる時に一緒に召し上がるとよいでしょう。
どんな人におすすめか
日本酒は様々な人におすすめのお酒です。
種類も多いしなんだか難しそうな印象がある日本酒ですが、料理との相性が抜群で海鮮系、発酵食品ともよく合います。
また、アミノ酸が多く含まれているため、美容に気を遣う人にも実は人気があります。
さらに日本酒は飲むと体を温めることができるため、冷え性などに悩んでいる人にとってもおすすめのお酒です。
さらに、甘口、辛口などひとくちに日本酒といっても味わいに微妙な差があるため、探求心がある方は日本酒の魅力にとりつかれること間違いなしです。
日本酒が有名な銘柄はどの県に多い?
日本酒が有名な銘柄が多いのは、新潟県、長野県、兵庫県です。
新潟県は国内でも有数の米どころで、美味しい水にも恵まれている地域です。
そのため、お米と水を原料としている日本酒づくりに最適な地域であると言えます。
酒蔵の数も国内で一番多い県であるのも納得です。
また、長野県も日本酒の産地として有名です。
長野県には飛騨山脈があり、その美しい湧き水を日本酒の原料とすることができることが強み。
さらに気候にも恵まれていて、夏は湿度が低く、寒暖差が大きい気候はお米を育て冬の厳しい寒さは日本酒を作るのに適しています。
兵庫県も日本酒で有名な県のひとつです。
六甲山地から流れ出る水や米処に恵まれ、さらに冬に吹く「六甲おろし」という寒風も日本酒造りに活かすことが可能だったため日本の中でも酒蔵が多い県となりました。
有名な日本酒銘柄ランキング10選!
ここまで、日本酒の種類や、「甘口」「辛口」の違い、有名な銘柄の産地について解説しました。
ここからは具体的に有名な日本酒の銘柄を10つ紹介します。
どの銘柄も人気の銘柄なので、是非はじめの一本をこの中から探してみてくださいね。
酔鯨酒造「酔鯨 吟麗 純米吟醸」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16%
- 産地
- 高知県
- 原材料
- 米、米こうじ
- ブルワリー
- 酔鯨酒造
商品詳細
高知県にある蔵元「酔鯨酒造」が吟醸酒の販売を始めた最初の商品です。香りは控えめですが酸味や苦みなどの「味の五味」を大切にしたお酒でコクとキレのある辛口の味わいが特徴。料理と合わせやすいお酒で大変人気のお酒です。
八海醸造「八海山 特別本醸造」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.5 %
- 産地
- 新潟県
- 原材料
- こめ、米麹、水、醸造用アルコール
- ブルワリー
- 八海醸造
商品詳細
新潟県「八海醸造」で作られた端麗辛口の日本酒です。お酒を温めるとほのかに糀の香りを感じることができるのもこのお酒の特徴です。やわらかな口当たりで飲みやすく、冷たくても温かくてもおいしいお酒と言えます。
白瀧酒造「上善如水 純米吟醸」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.145
- 産地
- 新潟県
- 原材料
- 米(国産)、米麹(国産米)
- ブルワリー
- 白瀧酒造
商品詳細
新潟県の酒蔵「白瀧酒造」で作られた日本酒です。水のような日本酒をコンセプトに、越後湯沢の山脈の雪解け水で丁寧に磨かれた「上善如水」を使用しています。するりと喉に通るシンプルな辛口のお酒で、冷やして飲むのがおすすめです。
旭酒造「獺祭 純米大吟醸45」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16.0%
- 産地
- 山口県
- 原材料
- 米(国産)・米こうじ(国産米)
- ブルワリー
- 旭酒造
商品詳細
山口県の蔵元「旭酒造」で作られた日本酒です。「美味しくなければ意味がない」をモットーにしている旭酒造のスタンダード商品。山田錦を丁寧に45%まで磨くことで、米由来の甘味と香りを感じることができるお酒です。
三和酒造「臥龍梅 純米吟醸 山田錦」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.165
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- お米、米麹、水
- ブルワリー
- 三和酒造株式会社
商品詳細
静岡県の蔵元「三和酒造」で作られたお酒です。有名なお米の品種「山田錦」を50%まで磨き上げ、さらにろ過することなく瓶詰めされた本商品。無濾過なので「出来立てに近い日本酒」で、どっしりとした味わいが特徴となります。
大関「大関 超特撰 純米大吟醸酒 十段仕込」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.16
- 産地
- 兵庫県
- 原材料
- 米(国産)、米こうじ(国産米)
- ブルワリー
- 大関
商品詳細
兵庫県の蔵元「大関」の甘口の日本酒です。一般的な日本酒の仕込みは「三段仕込み」ですが、その仕込みの回数を「十段」まで増やし実現した甘さは「日本酒の貴腐ワイン」と呼ばれる程。濃厚なコクと甘さが特徴の日本酒です。
宝酒造「松竹梅 白壁蔵 澪 スパークリング」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.05
- 産地
- 兵庫県
- 原材料
- 米(国産)、米麹(国産米)
- ブルワリー
- 宝酒造
商品詳細
株式会社宝酒造が手掛ける兵庫県の酒造「松竹梅白壁蔵」で作られたお酒です。こちらの蔵はもともと「宝酒造灘工場」でした。のため伝統的な日本酒の製造方法と、新しい設備を使った製造方法の両方のいいとこどりです。口当たりの良い甘さが特徴のお酒となります。
人気酒造「人気一 Rice Magic スパークリング」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.07
- 産地
- 福島県
- 原材料
- 米と米こうじ
- ブルワリー
- 人気酒造
商品詳細
福島県の「人気酒造」が手掛ける日本酒です。現在、日本酒に炭酸をいれた「スパークリング日本酒」に注目が集まっており、この日本酒も大変人気の商品です。瓶の中ですべて完結、発酵、発酵の過程で炭酸ガスも発生するため、添加物を一切使用していない自然な甘さが特徴です。
花春酒造「花春 甘口純米」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.15
- 産地
- 福島県
- 原材料
- 会津産国産米100%
- ブルワリー
- 花春酒造
商品詳細
花春酒造で製造されている甘口の日本酒です。会津産の国産米を100%使った本商品は優しい甘みが特徴で、バランスがよい味わいでとても飲みやすいです。冷たくしても、暖かくしても美味しく頂け、様々な楽しみ方ができるお酒となります。
一ノ蔵酒造「一ノ蔵 無鑑査 本醸造 甘口」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 0.15
- 産地
- 宮城県
- 原材料
- 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
- ブルワリー
- 一ノ蔵
商品詳細
宮城県「一ノ蔵」で醸成されている日本酒です。「一ノ蔵」では清酒の級別制度があった時期もあえて鑑定には出さずに、お求め安い値段で提供、「あくまで鑑定するのはお客様」というモットーでお酒を提供し続けています。穏やかな味わいは晩酌にぴったりです。
まとめ
この記事では日本酒の種類、日本酒の味や産地、具体的におすすめの銘柄、どんな人に日本酒をおすすめできるかを説明しました。
日本酒は産地や季節、飲み方によって味わいが少しずつ変わるため、その差がわかるとさらに日本酒が楽しめると思います。
日本酒について少しでも発見があれば幸いです。