ラガービールって何?特徴やおすすめのラガービール5選を紹介!

ラガービールって何?

 

ビール作りにおける発酵方法は大きく分けて3つあり、高めの温度で短期間で発酵する「上面発酵」と、低めの温度でゆっくり発酵する「下面発酵」の他に、野生酵母を使った「自然発酵」があります。

ラガービールは、この中の下面発酵で作られる、コクと苦みが特徴的なビールの事です。(※ちなみに上面発酵はエールと呼ばれるスタイルで、最も歴史は古い) ビール作りがはじまった当初は、短期間で作ることが出来るエールしか作られていませんでしたが、下面発酵という発酵方法に気が付いた職人たちの手によって、ラガービールも作られるようになりました。

そして19世紀以降は冷却器の発明によって、瞬く間にラガービールが世界中に普及し、それまでエールが主流だったビール業界の大半がラガービールを作るようになりました。

ラガービールの特徴

下面発酵(=ラガー)は10℃以下の低温で発酵させ、時間をかけてゆっくりと酵母が下に沈むことから「下面発酵」と呼ばれます。

ラガービールの特徴はなんといっても、このように低温で貯蔵することによって完成される、キレのある苦みと爽快感のある味わいでしょう。

ラガーは、どんな食事にも合いますし、苦みを感じてこそビール!と考えるビール好きに長年支持されているという訳です。

どんな味?苦い?

本当においしいラガービールは雑味がなく、苦いのに喉を通った後に苦みが残る事はありません

これこそがラガーの持ち味、キレの良さという表現にあります。

ぐっとくる苦みとキレの良さが合わさり、すっきりとした爽快感が口に残るので、もっと飲みたい!という感覚になります。

エールは苦みが少なく、ほのかな香り・甘みが特徴なので、通常あまり冷やし過ぎず味わうのですが、ラガーの場合は苦みとキレを生かすために、キンキンに冷やして飲むのがおすすめです♪

ラガービールの歴史

ラガービールの誕生はおよそ15世紀ごろ。

当時は低温すぎるとビールの発酵が進まないため、高めの温度で早く発酵する上面発酵(=エール)ばかりが作られていましたが、ドイツ・バイエルン地方の職人が低温でも長期貯蔵することで発酵が進むという事例を発見した事から、下面発酵ビールが作られるようになりました。

ドイツ語で貯蔵を意味するラガー(Lager:動詞形ならlagern)からその名前がつき、19世紀以降は世界的にラガーが主流の時代となりました。

ラガーが注目されるようになった理由は、 冷却器の普及もありますが、下面発酵というのは低温貯蔵なので、雑菌が繁殖しにくく衛生面でも製造管理がしやすかったので、大量生産するのに向いていたからです。

ラガービールのおすすめ5選を紹介!

ドイツから誕生した低温貯蔵のラガービールですが、今や、私たちの住んでいる日本でも定番のビールとして親しまれています。

日本で有名なラガーと言えば「キリンラガービール」や「サッポロラガービール」ですよね。

どちらも独自の苦みや、キレの良さが特徴的でどんな料理にも合いますし、癖になる味わいです。

ビール好きでラガーが嫌いな人って聞いたことがないですし、仕事終わりにキンキンに冷えたラガーがあったら、手を取らずにはいられません(笑)

そこで今回は、おすすめのラガービールを厳選して5種類!ご紹介していこうと思います。

ラガービールが好きな人や、まだ飲んだことがないラガーがあるという人は、参考にしてみて下さい♪

キリン ラガービール

  • ボディ
  • ライト〜ミディアム
  • ビアスタイル
  • ピルスナー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0
  • 産地
  • 日本
  • 原材料
  • 麦芽・ホップ
  • ブルワリー
  • キリンビール

ー商品紹介ー

明治時代から続くキリンビールで、創立から変わらない人気を博している「キリンラガービール」ですが、2010年ごろに味の改良が行われた事で、雑味がなく、さらにおいしい味わいとなりました。

キリンらしいポップの苦みを残しつつ、ほのかな酸味と甘みが特徴です。

また、キレのある味わいが、どんな料理にもマッチするので、家のみには欠かせません。

サッポロラガービール

  • ボディ
  • ミディアム
  • ビアスタイル
  • ピルスナー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0
  • 産地
  • 日本
  • 原材料
  • 麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ
  • ブルワリー
  • サッポロビール

ー商品紹介ー

日本最古のビールブランド「サッポロ」が、創業翌年の1877年に発売したのが、サッポロラガービール!
ラベルについている赤い星がトレードマークで、ラガーファンからは「赤星」の愛称で呼ばれています。
熱処理ビールならではの、しっかりした厚みのある味わいが特長的で、140年以上もの時が経った今もなお、愛され続けている実力のあるビールです。
まだ飲んだことがない人は、一度でいいので日本一の歴史を持つ赤星ビールを味わってみてはいかがでしょうか。

バドワイザー

  • ボディ
  • ライト
  • ビアスタイル
  • アメリカンラガー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0
  • 産地
  • アメリカ合衆国
  • 原材料
  • 麦芽、ホップ、米
  • ブルワリー
  • バドワイザー

商品詳細

今や世界6大陸・85カ国で愛されているバドワイザーはアメリカのプレミアムラガービールです。

原材料は麦芽、ホップ、米、と非常にシンプルですが、バランスの良い洗練された味わいと、心地いいのどごしがやみつきになります。

上品なラベルもオシャレですし、雑味の無いクリアな味わいでどんな料理にも合うので、ホームパーティーやBBQなど、人が集まる場所に用意したくなるビールです♪

サクラビール

  • ボディ
  • ミディアム
  • ビアスタイル
  • ラガービール
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0%
  • 産地
  • 日本
  • 原材料
  • 麦芽、ホップ、米
  • ブルワリー
  • サッポロビール

ー商品紹介ー

サッポロから今年も(=2021年)2月に全国で数量限定で発売される「サクラビール」は、わりと毎年春めがけてスーパーやコンビニなどにも出回るので、見かけた事がある人も多いのではないでしょうか?

大正2年に九州初のビール工場で誕生し、アジア各地にも輸出されて世界で親しまれた「サクラビール」!

当時の製法を元に、現代人の嗜好に合わせてアレンジし、新しく生まれ変わりました。

歴史を感じさせる、濃厚なコクと、爽快感のある苦みがバランスよく交わった、上品なラガービールです。

金麦 ザ ラガー

  • ボディ
  • ミディアム
  • ビアスタイル
  • 発泡酒
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 6.0%
  • 産地
  • 日本
  • 原材料
  • 麦芽、ホップ
  • ブルワリー
  • サントリー

ー商品紹介ー

サントリーの金麦シリーズから発売された金麦 ザ ラガーは、ゴクゴク飲みごたえのある新ジャンルビールです。

独自の麦芽製法:二条大麦麦芽の中でもうまみ成分を多く含む「旨味麦芽」に加え、こだわりの国産麦芽を一部ブレンドしたことで、うまみとコクがアップ!

独自の仕込み:仕込釜で煮沸工程を2回繰り返すことでしっかりと濃厚な麦汁をつくりだし、麦芽本来のうまみを丁寧に引き出す。

このように麦芽と作り方にとことんこだわった事で、“飲みごたえと心地良い後味”を感じられるビールに仕上がっています。

コスパがいいのに、しっかりと本格ラガーの味わいを表現していると、ビールファンから好評です。

まとめ

今回はラガービールの特徴やおすすめ5選を紹介しました。 ラガービールは、どんな食事にも合いますし、苦みを感じてこそビール!と考える方におすすめです。 いつも飲んでいるビールが決まっている、そんな方はさまざまなビールを比較してみると、 自分に合ったビールが見つかるかもしれません。

さまざまなビールの中から自分に合うおすすめのビールと出会えることを期待します!


この投稿をシェアする



← 前の記事 次の記事 →