【初心者必見】日本酒の飲み方をマナーからアレンジまで幅広く紹介!

 ブログ記事 【初心者必見】日本酒の飲み方をマナーからアレンジまで幅広く紹介!

日本文化を象徴する日本酒。その銘柄数は1万を超えるともいわれています。

私たち日本人の、身近に位置するお酒ですが、

「独特な風味で、度数が強く飲みづらい。」

「焼酎と日本酒の違いすら分からない。」

というように、敬遠されている方が多いのではないでしょうか。

そこで、日本酒初心者の方でもわかりやすいように日本酒の飲み方、マナーをご紹介します。

ぜひご参考にしてください。

日本酒とは

 日本酒とは

「米」「水」「米麹」を発酵したものを総称して日本酒といいます。

  • アルコール度数が22度未満のもの。
  • ろ過されているもの。
  • 添加物や調味料が米の重量を超えていないこと。
以上が「日本酒の定義」として挙げられます。

日本酒の種類

大きく「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3つに分類されます。醸造アルコールを使用しているかいないかで種類が分岐します。

  • 純米酒・・・米、水、米麴のみを発酵してできたものです。醸造アルコールを使用していないため、米本来のうまみと香り、味わい深さを楽しめます。
  • 吟醸酒・・・米の甘味とフルーティーな香りが特徴です。精米歩合(精米の良いところだけを削って残った指数)が60%以下のものを「吟醸酒」50%以下のものを「大吟醸酒」と更に分類されます。
  • 本醸造酒・・・醸造アルコールを使用した、精米歩合が70%以下のものを本醸造酒といいます。 吟醸酒より精米の削りが粗いので、スッキリしてキレのある味わいとなります。

日本酒の選び方

日本酒は個人の好みで選ぶことが大事です。

初心者の方は、飲み口と度数を目安に選びましょう。

飲み口は辛口・甘口があり、さらに

  • 「濃醇・辛口」
  • 「濃醇・甘口」
  • 「淡麗・辛口」
  • 「淡麗・甘口」

と分類されます。 濃厚で味わい深いものが好きという方は「濃醇」

爽やかでキリッとしたものが飲みたい方は「淡麗」を選ぶのがよいでしょう。

度数は様々で1桁台~20度前後と、幅広く販売されています。

お酒が弱い方は、度数の低い日本酒から試すのがおすすめです。

日本酒の飲み方~マナー編~

 日本酒の飲み方~マナー編~

伝統を重んじる日本では、日本酒を飲む際に様々なマナーが存在します。

上司や目上の人に対する作法ができていないと、それだけで失礼にあたりますので、基本のマナーだけでも身につけたいところです。

細かな作法が数多くありますが、最低限覚えておきたいマナー、乾杯・受け方・注ぎ方を解説します。

1.乾杯のマナー

ビールとワインの乾杯方法と同等のやり方です。 おちょこを軽く掲げ、目線の高さに合わせましょう。

グラス対グラスで、相手の器とぶつける必要はありません。

ぶつけてしまうと、こぼす恐れがあり、かえって失礼に値しますので控えるほうが良いでしょう。

2.注ぐ側のマナー

目上の方たちに「お酌」するのはプライベートでも多いのではないでしょうか。しっかりと覚えましょう。

徳利の真ん中を右手で持ち、手の甲が上を向くようにして左手で徳利を支えます。注ぎ口が相手の盃に触れないように注ぎましょう。

3.受ける側のマナー

注いでもらう前に、杯に残っている酒を一口飲みます。

次に右手で杯を持ち、左手を杯の下に添えましょう。

注いでもらったら、まずその場で一口飲み、相手側の杯が空いていれば返礼としてお酌を行います。

また、机に置いたまま酌を受けるのは失礼にあたります。「置き注ぎ」といわれるマナー違反になるので注意しましょう。

日本酒の飲み方~基本的な飲み方編~

 

日本酒の飲み方~基本的な飲み方編~

日本酒はワインやビールと違い、温度差で味の違いを楽しむことができます。

同じ銘柄でも、様々な味を体験することができるので、自分好みの味を時間を掛けて追求することができますね。

また、器を変えるだけでも風味や感じ方が変わります。温度差とグラスの飲み方を変えるだけでも何通りもの飲み方が存在するのです。

1.常温で飲む。

常温の日本酒を通常「冷や」と呼びます。冷酒と混同しがちなので注意が必要です。

昔は冷やす手法がなく、区別化するために「冷や」と「燗酒」に分けられたという説があります。

口当たりが良く、日本酒本来の風味がダイレクトにきます。

飲み始めて間もない方には、好き嫌いが分かれる飲み方です。

2.冷酒で飲む。

日本人の多くに好まれている、メジャーな飲み方です。

冷やすことにより香りが控え目になり、甘味が抑えられ、スッキリした味わいになります

暑い季節に合い、爽快感が得られるため人気です。

飲みやすくなりますが、飲みすぎに繋がりやすいので注意が必要です。

3.燗酒で飲む。

冬にちびちびと飲むのが美味しい燗酒。

燗酒とは、「温めた日本酒」のことです。温めた温度幅により名称が異なり、6種類に分類されます。

「熱燗」という言葉がポピュラーですが、あくまで燗酒の中の種類の内ということであり、

「温めた日本酒」=「熱燗」とはならないので注意しましょう。

4.ますで飲む。

古くから伝わり、歴史あるのが「ます」を用いた飲み方です。

両手指(親指・中指・人差し指)を下から支えるように、「ます」を持ちます。

ヒノキの香りと日本酒の香りが混ざり合い、格別な一杯となります。

「ます」の中にグラスを置き、日本酒を並々まで注ぐ「もっきりスタイル」で提供している居酒屋さんも豊富にあります。

5.ワイングラスで飲む。

おちょこで飲まずにワイングラスで飲むほうが好きという、通の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

グラスのほうが口が広いため香りが鼻に抜けやすく、それを主体で楽しむことができます。

日本酒の中では、香り豊かな吟醸酒がワイングラスとの相性が良いです。

日本酒の飲み方~アレンジ編~

 

日本酒の飲み方~アレンジ編~

日本酒を本来のまま飲むのも充分おいしいですが、様々なアレンジ方法で飲まれているものが数多くあります。

カクテルにしたり割ったりするので必然的に度数は低くなり、見た目も華やかになるものが多いです。

女性や日本酒が苦手な方におすすめできるアレンジ法をご紹介します。

1.氷を入れて飲む。

近年、大きめの氷を入れて飲む「日本酒ロック」が流行りをみせています。

おすすめは、原酒(度数20℃)を氷で割るロックスタイルです。

氷を入れる分、飲み口がまろやかに変化する様を味わうことができます。

キリッとした口当たりと爽快感を堪能できますので、ぜひ夏期に試していただきたい飲み方です。

2.水割りで飲む。

お酒に弱いという方には日本酒の水割りがおすすめです。

度数が下がり、水分も同時に吸収できるので酔いにくくなります。

日本酒8:水2が黄金比率といわれており、味や風味が損なわれにくく、美味しく飲むことができます。

3.和らぎ水と飲む。

あまり聞き慣れない言葉であろう「和らぎ水」

ウィスキーやワインでいうところの「チェイサー」といえばイメージしやすいと思います。

度数の高いお酒を飲み続けていると、二日酔いや脱水症状になりやすくなります。

和らぎ水を傍に置き、定期的に飲んでいれば体への負担が軽減されるため、次の日も安心です。

4.日本酒をベースにカクテルで飲む。

日本酒の香りや味が苦手という方におすすめなのがカクテルです。

果実やリキュールと合わせることで度数や風味が抑えられます。

「サムライ」や「清流」など日本独自の名前が付いたカクテルが多くあるので、調べるだけでも興味惹かれますよ。

5.日本酒をアイスにかける。

市販のアイスに日本酒をかけるだけで、高級感溢れるスイーツへと変化します。

しかし、アイスの甘さと日本酒のピリッとした辛さがぶつかってしまうため、甘口の日本酒がおすすめです。

大体、アイスの4分の1をかけるのが量の目安ですが、かけすぎると酔いやすくなるため、注意が必要です。

まとめ

以上、日本酒をあまり経験したことがない。という方向けの記事でした。

マナーや種類を、最低限知れればデートや接待の際にでも役に立つことでしょう。

また、全国各地の日本酒は、発酵法や製法が異なります。

興味を持たれた方は通販での取り寄せや、旅行での食事の際に、ご当地の地酒を味わってみてください。 新たな発見ができるかもしれませんよ。


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