【2022年完全版!】東京の日本酒飲み比べおすすめTOP10!
日本酒と聞くと、なんとなく「通」が飲むお酒、特別な時に飲むお酒というイメージがありました。
しかし、最近では、若者向けの日本酒イベントの開催や手に取りやすいパッケージデザインなど、よりカジュアルに楽しめるようになってきました。
米を原料に使った日本酒は、米の旨みや甘みが味わえる、和食にぴったりなお酒です。
今回は日本酒の味や飲み方について、また、東京で造られる日本酒について特集します。
日本酒えらびの参考にしてみてくださいね!
日本酒とは
日本酒とは、主に米、米麹、水を原料として日本で造られているお酒を指します。
豊かな水と米に恵まれた日本を象徴しており、日本酒を造る酒蔵も国内各地にあります。
その起源は弥生時代、もしくはそれ以前の縄文時代とも言われており、古くから日本人に親しまれています。
かつては、豊穣祈願などの神事の際に飲まれていました。
今でも、神社でお神酒が振舞われるなど、神事とは深く関係していますね。
お正月や結婚式など、お祝いの場面でも日本酒は欠かせません。
もちろん、現代では、ビールやワインと同じようにお店や自宅で気軽に楽しめるお酒になっています。
老若男女問わず楽しめますが、特にお米の旨みを味わいたい方、料理とのマリアージュを楽しみたい方におすすめです。
日本酒の甘口と辛口
「甘口」「辛口」という言葉は、ワインなど味わいを表現する時によく使われますが、日本酒にも使われます。
日本酒の「甘口」「辛口」とは、どのように決まるのでしょうか。
日本酒のラベルを見ると「日本酒度」という値が数字で記載されていることがあります。
一般的に、日本酒度が+1.5以上であれば辛口、-1.5以下であれば甘口と表現されます。
ただし、日本酒は、甘みや旨み、酸味、苦み、渋みなど、様々な味わいが複雑に絡み合っています。
そのため、日本酒度だけでは甘口、辛口を一概に判断できない場合もあります。
同じくラベルに記載されている「酸度」は、日本酒に含まれる酸の度合いを数値化したものです。
酸度が高いと濃淳辛口な味わいに、低いと淡麗甘口な味わいになるとされています。
また、日本酒は米を原料としているため、辛口といっても、米本来の甘みや旨みを感じることができます。
甘口、辛口の感じ方には感覚的なところもあり、人によってその感じ方にも違いがありますが、ラベルに表記されている日本酒度と酸度の組み合わせでなんとなくどんな味わいか想像できます。
自分好みの味を見つける指標にすると良いでしょう。
日本酒の種類
一般的に言う「日本酒」は、米を使用して造る「清酒」を指します。
さらに、清酒は、「特定名称酒」とそれに該当しないお酒(「普通酒」と呼ばれる)に分けられます。
ここでは「特定名称酒」について詳しく説明します。
特定名称酒は、原料や精米歩合によって8種類に分けられています。
精米歩合とは、米を削った後に残った米の割合を数字で表したものです。
精米歩合が高いと華やかな香りで雑味の少ない味わいに、低いと香りは控えめで米の旨みが特徴的な味わいになります。
それでは、特定名称酒の種類を見ていきましょう。
- 本醸造:米、米麹、醸造アルコールを原料に使用し、精米歩合70%以下のもの。
- 特別本醸造:米、米麹、醸造アルコールを原料に使用し、精米歩合60%以下、または特別な醸造方法のもの。
- 吟醸酒:米、米麹、醸造アルコールを原料に使用し、精米歩合60%以下のもの。
- 大吟醸:米、米麹、醸造アルコールを原料に使用し、精米歩合50%以下のもの。
- 純米酒:米、米麹のみを原料に使用し、精米歩合の規定がないもの。
- 特別純米酒:米、米麹のみを原料に使用し、精米歩合60%以下、または特別な醸造方法のもの。
- 純米吟醸:米、米麹のみを原料に使用し、精米歩合60%以下のもの。
- 純米大吟醸:米、米麹のみを原料に使用し、精米歩合50%以下のもの。
言葉にすると難しく感じますが、まずは自分の好みの味を見つけ、それがどれに当たるのか見てみると似たような味わいのお酒を見つけるヒントになります。
飲み比べをして、どんな香りや味わいが好きなのか探っていくのも面白いですよ!
日本酒の様々な飲み方
日本酒は、幅広い温度で楽しめるのが特徴の一つです。
大きく分けると、温度によって次のような種類があります。
・冷酒:5~15℃くらいに冷やして飲む。
爽やかで軽快な味わいの日本酒や香り高い吟醸酒、大吟醸などは冷酒がおすすめです。
・冷や:⒛~25℃くらいの常温。
米の旨みを味わいたい方におすすめの飲み方です。
・ぬる燗: 40℃くらいの、じんわりと温かくしたお酒。
温めることで飲み口がまろやかになり、甘みや旨みが広がります。
・熱燗:50℃前後まで温めたお酒。
香りがシャープになります。キレのある味わいを求める方に。
温度によってさらに細かく呼び方が分けられますが、基本的には、温度帯によってこの4種類の飲み方に分けられます。
また、お猪口やグラス、升など、酒器を変えることによって風味も変わってきます。
升を使うと、日本酒の香りと木の香りが混ざり合ってひと味違った風味が楽しめます。
日本酒はそのまま飲むイメージがありますが、実は氷を入れたり、炭酸水で割ったりというアレンジも可能です。
氷を入れると、氷が解けるにつれてよりマイルドで飲みやすくなります。
炭酸水で割る「日本酒ハイボール」はスッキリとした味わいが楽しめます。
柑橘系の果汁をプラスするのも爽やかで良いですね。
割っている分、お酒に弱い方でも飲みやすくなります。
飲み方も、好みに合わせて自由に楽しむことができるのですね。
東京の日本酒の特徴
日本酒の味や飲み方について書きましたが、続いては東京の日本酒について見てみましょう。
日本酒というと、国内でも米どころや水の豊富な土地で造られるイメージですが、東京でも多摩などの良質な水を使って日本酒が造られています。
東京では濃淳甘口なお酒が主流でしたが、時代の流れやトレンドの移り変わりによって、キレのある辛口な味わいのものも増えてきました。
東京の料理の特徴である濃い味付けに合うような味わいに仕上げられたものが多いです。
他の地域に比べて酒蔵の数は決して多くはありませんが、どこも丁寧に酒造りに向き合っています。
酒蔵見学や直売店でお土産販売を行っているところもありますので、ぜひ足を運んでみてください。
通販で買える?
最近では、オンラインショップなどでも気軽に日本酒を購入できるようになりました。
東京の日本酒も、酒造や酒屋のオンラインショップなどで販売されています。
オンライン購入には、次のようなメリット・デメリットがあります。
<メリット>
- いつでも気軽に購入できる。
- 口コミなどを参考にできる。
- 自宅まで配送してもらえる。
<デメリット>
- 配送に時間がかかる。
- 送料がかかる場合がある。
デメリットもありますが、コロナ禍により自宅でお酒を楽しむことも多くなった昨今、オンラインで美味しいお酒やおつまみがお取り寄せできるのは嬉しいですね。
東京の日本酒が飲める居酒屋
続いて、東京の日本酒が飲める居酒屋をいくつかご紹介します。
天ぷら酒処「てんまさ」
おしゃれな雰囲気で天ぷらとお酒を楽しめるお店です。
澤乃井や屋守、江戸開城となど東京の地酒もそろっています。
アクセス:地下鉄仲御徒町駅から徒歩4分
たち飲み「吟」新橋店
リーズナブルな価格で日本酒を楽しめる立ち飲み居酒屋。
HP:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13015361/
アクセス:JR新橋駅から徒歩1分
日本酒スタンド 酛
立ち飲みスタイルの日本酒バー。
一品料理が多く、おひとり様にもおすすめです。
HP:http://ameblo.jp/shinjuku-moto/
アクセス:東京メトロ新宿三丁目駅から徒歩5分
牛たん酒場 笑舌屋
美味しい牛タン料理のお店。
メニューに東京地酒の飲み比べセットがあり、東京の地酒を楽しめます。
HP:https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13242213/
アクセス:JR赤羽駅東口から徒歩2分
麦酒庵 恵比寿店
クラフトビールと日本酒の専門店。
テラス席もあり、7階からの景色を眺めながらゆったりと飲めます。
Instagram:https://www.instagram.com/bakushuan_ebisu/
アクセス:JR恵比寿駅西口から徒歩8分
和酒バル KIRAZ
スペイン料理と日本酒という意外なマリアージュが楽しめる日本酒バル。
落ち着いた雰囲気でデートにもぴったりです。
アクセス:JR恵比寿駅から徒歩7分
てしごとや
料理も日本酒も豊富にそろっているお店です。
店内も広く、ご友人との飲みやデートにおすすめ。
HP:https://teshigotoyaikebukuro.gorp.jp/
アクセス:池袋駅西口から徒歩2分
銘酒居酒屋 赤鬼
生酒を中心に豊富にそろえているお店です。
一品料理や酒の肴も充実しています。
アクセス:東急世田谷線線 三軒茶屋駅から徒歩3分
福生のビール小屋
石川酒造が経営するレストラン。
クラフトビールとイタリアンのお店ですが、石川酒造が造る地酒も楽しめます。飲み放題が付けられるコースもあります。
HP:https://www.tamajiman.co.jp/koya/
アクセス:JR拝島駅から車で8分
お店によって品揃えが違うので、飲みたい銘柄がある場合は事前にお問い合わせされることをおすすめします。
東京の日本酒おすすめTOP10!
続いて、東京の日本酒おすすめ10選をご紹介します。
1. 屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生/豊島屋酒造株式会社
東村山にある豊島屋酒造が造る、酒米に広島県産八反錦を使用した純米吟醸。
フルーティーで爽やかな香り、口に含むと旨みが広がり、程よい甘みが舌に残ります。
2. 澤乃井 純米大吟醸/小澤酒造(青梅市)
華やかな香りとしっかりとした味わい。
ワイングラスで楽しみたい一本です。
3. 多満自慢 純米無濾過/石川酒造
良質な地下天然水を使用した純米酒。
米の旨みと甘みのバランスが良く、お燗におすすめなお酒です。
4. 田むら 吟ぎんが/田村酒造場
岩手県産の吟ぎんがを55%まで精米した純米吟醸酒。
マイルドですっきりとした甘みと味わい深い余韻を感じられるお酒です。
5. 純米吟醸原酒 江戸開城/東京港醸造
東京23区唯一の酒蔵・東京港醸造で造られる日本酒。
日々変化する東京をイメージし、タンクごとに酵母や製法を変化させて造られるため、味や香りの多彩な変化を楽しめるという、面白い一本です。
6. 千代鶴 純米吟醸/中村酒造
あきる野市に拠点を構える中村酒造が造る千代鶴。
華やかな香りと豊かな味わいが特徴の純米吟醸酒で、和食だけでなく、魚介料理や野菜、オリーブオイルを使った料理とも好相性です。
7. 桑乃都 純米吟醸 元巳/小澤酒造場(八王子市)
八王子にある小沢酒造場が醸す桑乃都は、香り高く、お米本来のふくよかな甘みと旨みが味わえる純米吟醸です。
白和えなど、淡白な味付けの料理におすすめです。
8. 國府鶴(こうづる) 純米「中屋久兵衛」/合名会社 野口酒造店
芳醇な味わい、なめらかな口当たりの辛口純米酒。
冷酒、冷や、お燗など、様々な温度帯で楽しむことができます。
9. 純米吟醸 本まぐろ/田村酒造場
田村酒造場が和食や魚料理に合わせるために造った純米吟醸酒。
濃淳な味わいでありながら、料理の油をすっきりと切ってくれる後口で、その名の通り鮨や刺身などの魚料理にぴったりの一本です。
屋守 純米吟醸 無調整生
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 豊島屋酒造株式会社
商品詳細
東村山にある豊島屋酒造が造る、酒米に広島県産八反錦を使用した純米吟醸。フルーティーで爽やかな香り、口に含むと旨みが広がり、程よい甘みが舌に残る。
澤乃井 純米大吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 小澤酒造
商品詳細
華やかな香りとしっかりとした味わい。ワイングラスで楽しみたい一本。
多満自慢 純米無濾過
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 14~15
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 石川酒造
商品詳細
良質な地下天然水を使用した純米酒。米の旨みと甘みのバランスが良く、お燗におすすめ。
田むら「吟ぎんが」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16~17
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 田村酒造場
商品詳細
岩手県産の吟ぎんがを55%まで精米した純米吟醸酒。マイルドですっきりとした甘みと味わい深い余韻を感じられるお酒。
純米吟醸原酒 江戸開城
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 13~15
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 東京港醸造
商品詳細
東京23区唯一の酒蔵・東京港醸造で造られる日本酒。日々変化する東京をイメージし、タンクごとに酵母や製法を変化させて造られるため、味や香りの多彩な変化を楽しめるという、面白い一本。
千代鶴 純米吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15~16
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 中村酒造
商品詳細
あきる野市に拠点を構える中村酒造が造る千代鶴。華やかな香りと豊かな味わいが特徴の純米吟醸酒で、和食だけでなく、魚介料理や野菜、オリーブオイルを使った料理とも好相性。
桑乃都 純米吟醸 元巳
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 17
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 小澤酒造場
商品詳細
八王子にある小沢酒造場が醸す桑乃都は、香り高く、お米本来のふくよかな甘みと旨みが味わえる純米吟醸酒。白和えなど、淡白な味付けの料理におすすめ。
國府鶴(こうづる) 純米「中屋久兵衛」
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15~16
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 野口酒造
商品詳細
"芳醇な味わい、なめらかな口当たりの辛口純米酒。冷酒、冷や、お燗など、様々な温度帯で楽しむことができる。
純米吟醸 本まぐろ
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15
- 産地
- 東京都
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 田村酒造場
商品詳細
"田村酒造場が和食や魚料理に合わせるために造った純米吟醸酒。濃淳な味わいでありながら、料理の油をすっきりと切ってくれる後口で、その名の通り鮨や刺身などの魚料理にぴったりの一本。
まとめ
いかがでしょうか。
日本酒の種類や飲み方、東京で造られる日本酒をご紹介しました。
日本酒は米から造られるだけあり、和食によく合います。
幅広い温度で味わえたり、意外なアレンジもできたりと、自由に楽しむことができるお酒なのですね。
また、地方だけでなく、東京でも美味しいお酒がたくさん造られていることがわかりました。
日本酒を扱っているバーや居酒屋などで、日本酒の飲み比べや、いつもと違ったデートを楽しむのもおすすめです。
ぜひ、お店やご自宅で日本酒をお供に至福の時間を楽しんでください。