【2021年完全版!】富山県の日本酒おすすめTOP10!
富山県の日本酒は、全国屈指の美味しい酒として有名です。
原料である米は、好適米である「山田錦」「五百万石」。
水は北アルプスから清冽される洗練された水を厳選し、双方の原料により、良質な日本酒が造られているのです。
水が澄んでいるということは「海鮮系」もおいしいということです。
特に富山湾では年間500種もの魚が揚げられており、 天然の生け簀とよばれるほど漁業が盛んでもあります。
名水の地での「酒」と「魚介」を味わえるのは日本でも数少ないでしょう。
そんな富山県の日本酒おすすめTop10を作成しましたので、 ぜひご参考にしてください。
日本酒とは
一口に日本酒といっても、飲み方や製法によって様々な種類の日本酒に分岐されます。
まず、一般的に出回っている日本酒はどういったものがあるのか。
飲み口の違いから種類まで、日本酒の基本的な内容を簡潔に解説していきます。
日本酒の甘口と辛口の違い
日本酒を一口飲んで、「あ、この日本酒は辛口だ。」「この酒は甘口だな。」と一瞬で判断できる人は少ないのではないでしょうか。
日本酒には、辛口と甘口を見極める目安があります。
「日本酒度」といわれ、ラベルに数値が記載されています。
糖が多いとマイナス値側の数字が大きくなり、反対に、糖が少ないとプラス値側が大きくなります。
例えば、一般的な日本酒度は0~5.0ですが-1と表示されている場合は「甘口」。
6.0と表わされている場合は辛口と判断できます。
日本酒の種類
日本酒を大きく分類すると、精米歩合などの条件を満たしている「特定名称酒」と、そうでない「普通酒」に分類することができます。
さらに特定名称酒は「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3種類に分けることができ、多岐にわたります。
・純米酒…米、水、米麹だけを発酵して作る日本酒です。
醸造アルコールを使用していないため、米の旨味を味わえます。
・吟醸酒…醸造アルコールを使用しており、精米歩合が60%以下の日本酒を指します。
・本醸造酒…醸造アルコールを使用しており、精米歩合が70%以下の日本酒を指します。
日本酒の様々な飲み方
日本酒はビールやワインのように、温度差に左右されることなく、味わいを愉しむことができるのが特徴です。
冷酒~燗酒まで多様な飲み方が存在します。
・冷酒…15度以下の酒を冷酒といい、温度ごとに呼び名が変わります。
飲み口がさっぱりしますので、飲み過ぎには注意が必要です。
・冷や…一般的に「常温」で嗜む飲み方です。
クセがありますが、酒本来の味を愉しむことができます。
・燗酒…加熱を加えた日本酒で、30度~55度間で燗酒と定義されています。
温度ごとに名称が分かれており自分好みの燗酒を作れます。
富山県の日本酒の特徴
富山県の日本酒は、北アルプスの湧き水で造られるため良質な日本酒になります。
もうひとつは氷点下の下で造られるため、雑菌の繁殖を最小限に抑えることができます。
大きくこの2点の特徴が、美味しく人気な富山の酒を生み出しているのです。
また、淡麗辛口の酒が豊富で、食中酒として最適なものが多いという点も特徴のひとつです。
では、実際にどこで味わうことができるのでしょうか。
地元・通販で手に入れることができるのか解説していきます。
通販で買える?
酒蔵ごとのホームページ上で、オンライン受付をしており容易に酒を買うことができます。
また、通販ででしか購入できない「飲み比べセット」が販売されているのは、酒好きには嬉しいかぎりです。
ただし、有名酒造でも2~5人で醸しているような小規模な場所ですと、通販では販売していないようです。
オンラインショップで買うメリットは、有名な地酒を手軽に入手できることです。
近所の酒屋にない日本酒も、ワンクリックで購入可能なのが魅力ですね。
ただしデメリットもあり、業者によっては、定価より高値で販売している場合もあるので複数サイトとの見極めが重要です。
富山県の日本酒が飲める居酒屋
富山県内で地酒を提供している居酒屋は数多くあります。
しかし、国内で富山の味覚を味わえる提供店はごく一部です。
そのひとつが、東京の日本橋とやま館内にある和食レストラン「富山はま作」です。
都内でも富山湾で獲れる魚介と、富山の地酒全種類を味わうことができるのが大きなメリットです。
しかし、どうしても運送に時間が掛かるため、現地に比べると新鮮とはいえません。
食に関しては、劣ってしまうところが少なからず出てしまうのが デメリットとして挙げられます。
参考:日本橋とやま館[富山県 首都圏情報発信拠点] (toyamakan.jp)
富山県の日本酒おすすめTOP10!
富山県には19以上もの蔵が存在しています。
実際にどこの蔵が人気で、県内外までリピーターが多いのでしょうか。
一覧でわかるようにランキングtop10としてまとめました。
味に人の好みはございますが、「地元でしか飲めないのがどれかを知りたい。」「お土産やプレゼントで選びたい。」 といった方の参考にしていただければ幸いです。
勝駒 純米酒
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 清都酒造
商品詳細
富山県内で非常に評判の高い銘柄です。蔵自体が小さく、杜氏5名が丁寧に醸しています。そのため、地元でしか味わえない「レアな酒」と謳われており、通販だと価格が高騰しているほどです。軽快さと柔らかさが見事にマッチした味わいです。燗にすると、まろやかさが増し、幅が広がります。
満寿泉 純米吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 桝田酒造
商品詳細
吟醸酒といえば「桝田酒造の満寿泉」とよばれるぐらい有名な酒造所です。無名の時代から日本酒は吟醸酒だという道を貫かれたそうです。結果、富山の吟醸酒を代表する日本酒として、全国へと知り渡りました。飲み口は辛口ですが、爽やかな吟醸香とほのかな甘味を感じます。
立山 特別本醸造
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15~16度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 立山酒造
商品詳細
富山県内での日本酒消費率と人気の高い銘酒「立山」。複数の酒蔵好適米を使用した特別本醸造酒が地元で有名です。キレのある辛口は、和食系の食中酒としてよく合います。清流庄川の伏流水で醸し出した酒は、口中での抵抗が少なく、ゴクゴク飲めます。
黒部峡 純米吟醸 55
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 林酒造
商品詳細
400年近く続いている酒造場で、富山県で1番古いといわれています。まろやかで角の取れた米の旨味が特徴です。山田錦・五百万石を55%まで磨き抜き、北アルプスの雪解け水で醸造された酒は、辛口好きにはたまらないでしょう。
羽根屋 純米吟醸 煌火
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 富美菊酒造
商品詳細
冨美菊酒造は、全てのお酒に大吟醸と同じ手間暇をかけています。年中、日本酒を造り続けている「四季醸造」とよばれる製法でテレビ出演するなど、一躍人気になりました。手間暇かけた酒だからこそ、のどごしは水のようにスッキリしており、綺麗さと透き通り具合は絶品です。
千代鶴 純米吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 千代鶴酒造
商品詳細
富山県の中で有名で、人気のある日本酒です。しかし、全国で卸している販売店が7軒。その内の6軒が富山県と、通販で非常に購入しにくい、レアな酒といわれています。メジャー通販サイトでも記載されていないほどです。旅行や出張で訪れる際には、ぜひ地元で味わいたいものですね。
銀盤 純米大吟醸 米の芯
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 銀盤酒造
商品詳細
日本名水百選に選ばれた経歴を持つ、黒部川の軟水を使用しています。純米吟醸は、一般的に甘いのが特徴的ですが、「銀盤」はさっぱりとしていて食中酒に最適といえます。長期低温保存熟成のため、熟成香の臭りも楽しむことができます。
幻の瀧 大吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹、醸造アルコール
- ブルワリー
- 皇国晴酒造
商品詳細
山田錦100%使用し、贅沢に半分まで磨き上げ、北アルプスの湧き水で醸した清酒です。メロンやバナナを感じさせる吟醸香と口に含んだ際の厚みある舌ざわりが特徴的です。キレとコクのバランスが絶妙で、吟醸香の後ののどごしも格別です。
おわら娘 大吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15~16度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹、醸造アルコール
- ブルワリー
- 玉旭酒造
商品詳細
淡麗辛口で味に渋味がある、独特な日本酒です。そのため、天ぷらや揚げ物など、油が渋味とマッチする食べ物と相性抜群です。外観も一風変わっており、おわら風の盆とよばれている祭りで踊る娘たちが印刷されています。印象的なラベルですので目に留まりやすいでしょう。
太刀山 純米吟醸
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15度
- 産地
- 富山県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 吉江酒造
商品詳細
北アルプス立山の旧名は「太刀山」といわれ、銘柄はそこからきています。五百万石を原料にして醸し出した酒は、非常に透き通った見た目です。富山の特徴といえる「辛口」が主で、控えめな吟醸香と米の旨味をそっと感じさせてくれる優しげな味わいとなっています。
まとめ
以上、富山県の日本酒に関する内容でした。
全国に比べて酒蔵が多いことを、ご存じなかった方も多かったのではないでしょうか。
以前より交通の便が潤い、北陸へは往来しやすくなりました。
出張や旅行に行った際には、ぜひ地酒を現地で堪能したり、お土産を購入することをおすすめします。