黒ビールってなぜ黒い?特徴やおすすめの黒ビール5選も紹介!
黒ビールはなぜ黒い?味は?
黒色から黒茶色などの濃褐色をしたビールが黒ビールとして知られています。
ホワイトビールに対抗して、そんな黒ビールもビール好きにはたまらない個性派ビールの一品となっており、ビール全体に占める割合は1%ほどになっています。
そして、なぜ黒ビールは普通のビールと違って色が黒いのでしょうか、味はどんな味をしているのでしょうか。
ここからはビールの製造過程などの詳細や、その色の謎などにせまって詳しく解説していきます。
黒ビール好きには、黒ビール好きではなくても知っておきたい情報になっていますので、ぜひ、ご覧ください。
黒ビールの特徴を紹介!美味しさの秘訣は?
黒ビールのその色合いがなぜ黒くなるのでしょうか。
その秘密ですが、醸造課程において、黒ビールは淡色麦芽と濃色麦芽をブレンドして高温で焙煎・乾燥するという方法を取っており、その色合いによって黒くなっていくということが判明しています。
また、黒ビールの特徴として知られているのが、その独特のカラメル臭やロースト臭で、そして、その味も苦味の中にほんのりと甘く、口当たりが柔らかい味となっています。
そういった甘味のコクと鼻に抜ける甘く香ばしい香りが、ビールの苦味が苦手という人や、比較的女性に人気のビールとして知られています。
濃い味わいと深いコク
黒ビールは、高温で焙煎・乾燥することから、独特のカラメル臭やロースト臭が楽しめることはお伝えしました。
それらの醸造方法が、黒ビールに備わる濃い味わいと深くコクを生み出すのは言うまでもありません。
一口、口に含めば鼻に抜ける香ばしいカラメルの香りとロースト臭がその味わいを引き立て、そして、苦味の中にほんのりと甘味を出して、深いコクのある喉ごしを体験することができます。
美容・健康に良い? あの美の象徴クレオパトラも、美容のためにビールを飲んでいたと記録されています。特に好んで飲んでいたのが黒ビール。
黒ビールには、芳醇かつ独特な味わいと香りが含まれていることから、副交感神経に働きかけ、リラックス効果をもたらすといわれ、また、ミネラル・ビタミン・ポリフェノールといった美容成分の含有量が普通のビールよりも多く、そのことから、黒ビールが美容に良いとされています。
甘いものと相性が抜群!
その醸造の製造過程でローストされた焦げ目が特徴的な黒ビール。
その風味や味わいもコーヒーのような風味にカラメルのような甘さや苦味、そのうえさらにコクを付け加えてあり、その味わいは、意外にもスイーツとの相性が抜群です。
黒ビール愛好家たちの間では密かにそんなスイーツと黒ビールを合わせて飲むのが人気となっています。
黒ビールの選び方を知りたい!
黒ビールの特徴は、麦芽を高温でローストして焙煎・乾燥して作ります。
香りとコク、そして、チョコレートのような色合いに、コーヒーのような甘味と苦味を味わえます。
さて、そんな黒ビールですが、、どんな種類の黒ビールを選んだら良いか迷いますね。
黒ビールといっても発祥国によっては、その色合いや風味、味わいが違ってきます。
ここではそんな黒ビールについての選び方を解説。
自分の好みに合った黒ビールを見つける際の参考にしてみてください。
エールまたはラガーで
先ず、黒ビールに限らず、すべてのビールの醸造課程には3種類の方法があります。
ひとつ目は上面発酵、こちらは古の時代からのビールの作り方で酵母が麦汁の表面に浮き上がってくるのでそう呼ばれています。
常温からやや高温で発酵しており、その期間は3日から4日。
こちらが「エールビール」と呼ばれているものです。ビールの風味や味わいを感じ取りたい人におすすめです。
つづいては、下面発酵。こちらは比較的新しい方法で、「ラガービール酵母がタンクの底に沈んでいくのでそう呼ばれています。
低温で発酵、期間は7〜10日。キリっとしたさわやかさと苦味が特徴のビール。 最後は、自然発酵。
天然酵母を使ってつくるもの。この方法はあまり使われていないですね。 黒ビールに関しても同じ。
選ぶ際の参考にしてください。
豊富な種類から
黒ビールには、発祥国がイギリスで、発酵方法が上面発酵(エールビール)のポーター。
アイルランドの上面発酵(エールビール)のスタウト。
ドイツ下面発酵(ラガービール)のシュバルツ、デュンケルドイツがあります。
ポーターは、古いブラウンエールを新しいビールと混ぜてつくった「スリースレッド」という庶民の間ではやったことが切っ掛け。
漆黒の色合いとコーヒーやココアを思わせる香りが特徴。
スタウトは、高温で焙燥した大麦ローストバーレイを多く使用していることから、麦の焦げた風味がより強く出ているのが特徴です。
デュンケルは、ラガービールの特徴をそのまま生かした黒ビール。
黒というより焦げ茶色で少し薄めなのが特徴です。
アルコール度数を参考に
黒ビールは、その発祥国や醸造課程にお亭アルコール度数が違ってきます。
さて、アルコール度数で選んでみるのも良いですね。
ポーターは4.4%~6.6%、スタウト 43.8〜5.0%、シュバルツ4.0〜5.0%、デュンケル4.8%から5.4%、この4種類の中で一番アルコール度数が強めなのは、ポーターになっています。
今夜はとことん酔ってみたいという方にはおすすめです。
日本でおすすめの黒ビール5選を紹介!
さて、ここからは日本で非常によく飲まれている人気の黒ビールを5つほど厳選してご紹介していきます。
どんな黒ビールを飲んだらよいか、選ぶ際の参考にしてください。
アサヒスーパードライ ドライブラック
- ボディ
- ミディアム〜フル
- ビアスタイル
- スタウト
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.5
- 産地
- 日本
- 原材料
- 麦芽、麦芽エキス、ホップ、米、コーン、スターチ
- ブルワリー
- アサヒビール
ー商品紹介ー
ロースト麦芽にカラメル麦芽を加えて黒ビールらしい豊かな味わいと香りを実現することに成功。さらには、仕込みから発酵、ろ過における製造過程において黒ビールに合うクリミィーな泡立ち作りを実現して喉ごしに深い味わいとコクを提供。その味わいはコクがあってほんのりと甘く、鼻から抜ける風味にはロースト臭とカラメル臭を感じることができます。
ヴァイスビア デュンケル
- ボディ
- ミディアム〜フル
- ビアスタイル
- ヴァイチェン
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.3
- 産地
- ドイツ
- 原材料
- 小麦・大麦・ホップ・酵母
- ブルワリー
- エルディンガー
ー商品紹介ー
こほんのりとチョコレートの風味がきいていて、甘味があってコクのある味わいの黒ビール。ドイツはバイエルンの代表的醸造所のひとつに当たるエルディンガー醸造所が、その伝統的な手法にこだわって作った黒ビールになっています。特別に厳選された酵母とホップが伝統のレシピで作られ、軽快な酸味とほのかなチョコレート風味や味わい、さらにきめ細かいクリミィーな泡立ちが人気です。
ドラフトギネス
- ボディ
- ミディアム〜フル
- ビアスタイル
- スタウト
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 4.5
- 産地
- アイルランド
- 原材料
- 麦芽・ホップ等
- ブルワリー
- St. James's Gate Brewery
ー商品紹介ー
炭酸が控えめで、麦芽のアロマがほのかに香る仕上がり。1759年からアイルランドで親しまれていて、今では世界中にファンが多い人気の黒ビールです。今日は軽い黒ビールが飲みたいという日におすすめです。
ヱビス プレミアムブラック
- ボディ
- ミディアム〜フル
- ビアスタイル
- ピルスナー
- 発酵方法
- 下面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 6.4
- 産地
- 日本
- 原材料
- 麦芽・ホップ等
- ブルワリー
- サッポロビール
ー商品紹介ー
ヱビスブランドの全商品に共通する独自の製法がベースとなって作られています。厳選されたヱビス酵母を使って、熟成時にさらに磨きをかける製造方法を使用。通常のビールの1.5倍という長い期間をかけて熟成させることで上質なコクと香りが引き出されてまろやかな味わいへとつながっています。コクに余韻をもたらし、ゆっくり飲んでもおいしさが続くよう、ホップを2度に分けて付け加えて作られている、まさに黒ビールに相応しい製造過程で作られたものになっています。
インペリアルチョコレートスタウト
- ボディ
- ミディアム〜フル
- ビアスタイル
- スタウト
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 9.0
- 産地
- 日本
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- サンクトガーレン
ー商品紹介ー
アルコール度数が高いだけあって、ブランデーのようなドライな味わいを感じられます。 ブランデーやウイスキーなど香りが強いお酒が好きな方におすすめ。
黒ビールに合うおつまみって何がある??
鼻に抜けていくほのかなコヒーの香りと香ばしいロースト臭にカラメル臭。
ほんのりとした甘さに包まれてさりげなく後味に入り込んでくる苦味。パンチの効いた色合いに独特のコクを持つ、そんな黒ビール。
ここではその黒ビールに合うおつまみを5個ほどご紹介していきます。
「ジャーマンポテト」 先ずは、黒ビールに限らず、ビールのていばんおつまみ「ジャーマンポテト」。
カリカリに焼いたベーコンのジューシーさとほくほくのじゃがいもをオリーブオイルで炒めた、その塩味のジャーマンポテトは、コクと苦味、そしてほんのり甘い黒ビールの味にパンチを効かせてくれます。
オリーブオイルのまったり感と塩味を黒ビールの甘さと苦味がうまく逃がしてくれて、黒ビールを引き立てる一品になっています。
「スパイシーなハンバーガー」 つづいてのおつまみは、「スパイシーなハンバーガー」。
スパイシーなハンバーガーには、キンキンに冷えたビールが合います。
もちろん、黒ビールも。口の中に重量感を与えるお肉の味を黒ビールの甘みと苦味が洗い流してくれて、後味をさっぱりと仕上げてくれます。
また、意外にもハンバーガーは赤ワインにもよく合うので、黒ビールの中でも、インペリアルチョコレートスタウトと合わせると良いでしょう。
フライドポテトなどを添えたら、そのポテトの塩味がまたパンチを効かせてくれます。
「ガーリックチーズトースト」 次にご紹介するのはチーズ系のおつまみです。
「ガーリックチーズトースト」。香ばしく焼いたガーリックトーストとチーズが、黒ビールの甘みと苦味に溶け込んでおいしさを強調してくれます。
オリーブオイルベースのガーリックトーストがすっきりしたのど越しの黒ビール、またよく冷えた白ワインなどにもよく合います。
黒ビールの中でも白ワインに近いさっぱりと味わえるラガー系の黒ビールと合わせると良いでしょう。
「豚肉の黒ビール煮」 つづいての黒ビールに合うおつまみは、「豚肉の黒ビール煮」。意外にも黒ビールに合うしょうゆでぐつぐつ煮込んだ角切りの豚肉の煮込みです。
黒ビールの味わいを黒ビールで流し込む、ダブルで黒ビールの味わいを楽しめるおつまみになっています。
こちらは、おつまみというより、黒ビールを片手にごはんをがっつりと食べたいという人にも、ボリューミーでおすすめの一品です。
「枝豆」 最後の5番目に登場のおつまみは、まさにおつまみの定番。「枝豆」です。
ここでは、その枝豆にチーズを交互に盛り込んでカラッと春巻きのように揚げたもの。
チーズ好きにはもちろんのこと、ホームパーティーなどに華を添える脇役にも良いでしょう。
サクッとした春巻きの皮の食感がコクのある黒ビールによく合います。おすすめの一品になっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
意外と黒ビールについて知らないことが多かったかもしれません。
ビールについて知れば知るほど、より美味しく飲めるようになりそうですよね!
ビールについての知識を知り、充実したお酒ライフを送っていきましょう!
目指せ!ビールマスター!