ビール、発泡酒、第三ビールの違いを解説!
発泡酒とビールの5つの違い
初めまして、お酒といえばビールと真っ先に答える根っからのビール党、黒坂と申します。
今回は、最近宅飲みの機会が増えてスーパーやコンビニでお酒を買う機会が増えたけど、ビールと発泡酒の違いがいまいちわからない方に向けた内容です。
様々な観点から違いについて分析していきます。
まずは、ビールと発泡酒の違いを5つ紹介します。
麦芽比率の違い
ビールと発泡酒の決定的な違いとして、「麦芽比率」の違いがあります。
そもそもビールと呼ばれるためには原料に何をどの程度使っているかが重要なんです。
ビールと呼ばれるためには麦芽比率が50%以上である、副原料の総量が使用麦芽の5%であることが条件になります。
麦芽を使っている点はは同じですが、それ以外の比率や量で大きく左右されるんです。
ビールが細かく量を制限されているのに対し、発泡酒は規定を超えなければ自由といった作り方になっています。
使用している原材料の違い
前項目でお伝えした通り、麦芽を使っている点だけ同じなので、使用する原材料、副原料にも違いがあります。
ビールは麦芽、ホップ、水を原料として発酵させたものであり、副原料も決まったものしか使ってはいけません。
それに対し、発泡酒は原料、副原料に制限はありません。
よって、使用する原材料と副原料の量にも違いが出てきます。
ビールは主な麦芽とホップと水にこだわり、副原料を厳選することで、様々な味を生み出しているんです。
カロリーの違い
原材料や麦芽の違いがあれば、もちろん摂取するカロリー量も違います。
一般的な日本のビールは140~160kcalですが、発泡酒は高いものは158kcalと変わりませんが、低いものでは67kcalで100kcalを切るものも珍しくありません。
その理由やはり原材料、副原料を多様に使うことで様々な種類ができていると思われます。
そして、これら原材料、副原料、カロリーの違いが味の変化にも影響していることは言うまでもありません。
発泡酒とビールは味も違う?
ビールと発泡酒の一番わかりやすい点は味だと思います。
しかしながら、ビールや発泡酒は他の酒と違い、口に含んで味わうものではないので、表現は抽象的になりますが、私の基準としては、味は濃いか薄いかで判断しています。
ビールの中でも原材料の違いや製法で全く違う味になりますが、発泡酒となれば原材料や副原料の量も増えて、味のバリエーションも増えるので、ビールに苦手意識がある方は発泡酒を試してみることもいいかもしれません。
栄養や健康的には違う?
ビール、発泡酒であまり栄養について語られる機会は多くないと思います。
よく取り上げられるのはプリン体やカロリーでそれらをゼロにした商品もあるほどです。
しかし、ビールや発泡酒に含まれる麦芽にはビタミンB群やミネラルが豊富で、ホップにはポリフェノールが含まれており、ビールと発泡酒では違いがないように見えますが、原材料が違えばそれに含まれる栄養も違うので、発泡酒のほうが栄養という点では多くとれ、健康的かもしれません。
発泡酒とビールでもない第三ビールとは何?
最近よく聞く第三ビールとは、ビールでも発泡酒でもない分類としてメディアによって作られた用語です。
原料は麦芽以外の穀物で、発泡酒に別のアルコールを混ぜる手法で作られており、もはやビールと呼んで良いのかわからない、それが第三ビールとも呼ばれる由縁になっていると思います。
第三ビールは酒税法改正に伴い、酒税を安くし、単価の安いビールを作るため各社が取り組んだ結果生まれたもので、日本独自のため英語では無理やりでないと訳せないものです。
どのビールが安い?
これまでビール、発泡酒、第三ビールの内容について紹介してきましたが、消費者として気になるのはやはり値段ですよね。
ビールなどの値段を左右するのは酒税です。
現状、第三ビールが一番安いですが、2026年にはすべて一律になり、値段に差異がなくなるとされています。
値段が同じになるなら、今のうちに自分好みのビールを見つけておいてもいいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
意外とビールや発泡酒、第三のビールの違いについて知らないことが多かったかもしれません。
違いについて知れば知るほど、より美味しく飲めるようになりそうですよね!
ビールについての知識を知り、充実したお酒ライフを送っていきましょう!
目指せ!ビールマスター!