イタリアビールの特徴を解説!人気のビール5選やレアなクラフトビールも!?

イタリアビールの特徴

イタリアビールの特徴

イタリアといってまっさきに頭に浮かぶのはワイン。イタリアはその場所柄、ビール醸造というよりもワイン醸造のほうが適しており、ドイツやベルギーなどといったビール醸造が盛んな国より、市場にはワインのほうが多く出回っています。 そういったお国柄ではありますが、イタリアでビール醸造はまったくされていないということはなく、イタリア国内のビール会社には、業界シェアの1位、2位を競う代表的な1846年創業のペローニ社と1859年創業のモレッティ社があり、この2社は世界的にも有名です。 イタリアでのビール消費が多いのは主に若い世代で、パブやピッツェリア、自宅などでビールと相性の合うピザを食べながら、南イタリア、ナポリでは、タラーリのように塩味のスナックとともに飲むというスタイルが好まれています。また、イタリアでは、ビールを冷やして飲むより常温で飲むことのほうが多いようです。

イタリアビールの歴史

さて、イタリアビールにおける歴史についてですが、紀元前560年頃、現ピエモンテ州ノヴァーラ、ポンビアにある墓の遺跡からビール醸造所の痕跡が発掘されています。 大プリニウスの『博物誌』によると、ガリアやヒスパニア、エジプトといったイタリアの属州ではビール(当時は穀物を水に付けただけのもの)が飲まれているという記述がありますが、残念ながらローマで飲まれていたという記述はありません。 また、15世紀、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァが、自身の結婚式でビールを振る舞ったという記述も残っています。こういった歴史的事実から、イタリアでは少量のビールは醸造されていた事実はありますが、ワインと比べるとあまり人気がなく、ほとんど飲まれていなかったと想定されます。

リーズナブルな価格で

イタリアの食卓ではシャンパンやワインが中心に飲まれているためビ-ル消費には偏りがあり、消費量は圧倒的に若者が中心となっています。パブやピッツェリア、自宅などでピザやスナックなどと飲むカジュアルなスタイルが好まれており、そのためか、イタリアビールは若者向けにリーズナブルな価格になっており、多くの若者たちに好まれ飲まれています。

通販での購入が可能

市場ではあまり見かけないイタリアビールですが、どうやって入手したらよいでしょうか。イタリアンレストランに行って飲むという方法もありますが、現在ではたくさんの種類のイタリアビールが通販で購入可能になっています。飲んでみたいイタリアビールがあったら、そのイタリアビールの名前で探せば、欲しかったイタリアビールが手に入ります。

缶ビールや瓶ビールも!イタリアで人気のビール5種類を紹介

モレッティ

  • ボディ
  • ライト〜ミディアム
  • ビアスタイル
  • ピルスナー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 4.6
  • 産地
  • Friuli-Venezia Giulia
  • 原材料
  • 麦芽、ホップ、とうもろこし
  • ブルワリー
  • モレッティ

ー商品紹介ー

 

    イタリア国内シェアナンバー1、2を争う有名なビール会社のビールになっています。口髭男性の似顔絵ラベルが特徴的なこのビールの味は、今でも創業当時の味と変わらぬおいしさで、2006年にはワールド・ビール・カップで金メダルと銀メダルの両方を授与されるという輝かしい成績を収めています。

ペロー二

  • ボディ
  • ライト〜ミディアム
  • ビアスタイル
  • *****[ビアスタイル]*****
  • 発酵方法
  • *****[上面or下面or自然発酵]*****
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.1
  • 産地
  • イタリア
  • 原材料
  • 麦芽、ホップ、コーン
  • ブルワリー
  • ペロー二

ー商品紹介ー

 

    こちらもイタリア国内シェアナンバー1、2を争う有名なビール会社「ペローニ」から販売され、2016年に日本のアサヒグループホールディングス社の傘下となってローマに本拠地を置いています。ペローニ社の主力商品はアルコール度数4.7%のこのペールラガー「ペローニ」と、度数5.1%のプレミアムラガー「ナストロ・アズーロ」の2種類。「誰でも手軽に飲める」をコンセプトに、ピッツァなどのファーストフードに添えてリーズナブルな価格で提供されています。

メナブレア

  • ボディ
  • ライト〜ミディアム
  • ビアスタイル
  • ラガー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0
  • 産地
  • 原材料
  • 麦芽、コーン、ホップ
  • ブルワリー
  • *****[ブルワリー名]*****

ー商品紹介ー

 

    メナブレア社は170年以上の歴史を持つ、現存するイタリアのビール会社の中でももっとも古いビールメーカーです。「伝統とモダンの融合」をテーマに、メナブレア社がこだわる最も主要な要素は3つ、先祖代々受け継がれてきたレシピを守りビール作りを行うこと、最高品質の原材料を使うこと、土地固有のビール文化を保護して継承していく、この3つを守りながらビール作りをしています。

ビッラ アントニアーナ

  • ボディ
  • ライト〜ミディアム
  • ビアスタイル
  • ラガー
  • 発酵方法
  • 上面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0
  • 産地
  • イタリア
  • 原材料
  • モルト・ホップ
  • ブルワリー
  • ビッラ・アントニアーナ*

ー商品紹介ー

 

    2012年に州都ヴェネツィアがあるヴェネト州で創業された新種のクラフトビールメーカー。自社畑の大麦を使って作るこだわりのビールは、この土地ならではのアロマ豊かに香るイタリアビールになっています。

コレージビール

  • ボディ
  • ミディアム〜フル
  • ビアスタイル
  • スタウト
  • 発酵方法
  • 上面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0
  • 産地
  • イタリア
  • 原材料
  • ホップ、大麦
  • ブルワリー
  • コレージ

ー商品紹介ー

 

    2009年に販売されたビール。イタリアの人気のビールの中では一番歴史が浅いビールですが、販売以来世界各国のコンペティションで数多くの賞を獲得するほどの実力の持ち主。2015年のワールド・ビアー ・チャンピオンシップにおいても全てのラインナップでメダルを獲得し、世界中のビール愛好家たちからは高評価のイタリアビールになっています。豊かなアロマとリッチで奥深いコクが味わえることから、ワイン愛好家からも高い支持を受けているビールです。

イタリアビールに合う料理・おつまみ

イタリアビールに合うおつまみといえば、先ず最初に上がってくるのがピザ。イタリアでも、イタリアビールの消費者層は若者世代。その若者世代がパブなどに出向き仲間とワイワイ語り合いながら、ピザなどのファーストフードをつまみ一緒にイタリアビールを飲むスタイルが定番です。トマトの酸味とイタリアワインのような口当たりのイタリアビールが心地よく融合。ピザ好きにはたまらない組み合わせになっています。 つづいてイタリアビールに合うおつまみといえば、パスタ。特に魚介のパスタなどはよく合います。イタリアビールはどちらかと白ワインに近い感覚のお酒。白ワインに合う魚介類やパスタなどがおすすめです。鼻から抜ける豊かなアロマの香りが、魚介類の生臭さを消してくれ、さっぱりとした味わいを与えてくれます。ニンニクの入ったペペロンチーノなどにもイタリアビールはよく合います。 つづいては、イタリアの代表的な野菜ズッキーニなどを使った香ばしく焼き上げる温野菜や焼き野菜料理などがおすすめです。またミニトマトとモッツァレラチーズで作るカプレーゼなどは抜群の相性。バジルとトマトの酸味がイタリアビールのさっぱりとした喉越しにマッチして、最高のハーモニーを生み出します。魚介のカルパッチョなどの前菜にも、イタリアビールはよく合います。

イタリアの人気クラフトビール32(トレンタドゥエ)!日本で飲めるお店も紹介

常にファッショナブルな流行を生み出す国イタリア。そのイタリアの古き良き伝統的なイタリアビール業界でも、ファッショナブルな流行を生み出したビールが2006年に登場しました。「32」というカラフルでポップな文字をラベルに、一見してワインのようなデザインの外観は、見る人の目を引きます。そのビールの名は、トレンタドゥエ・ヴィア・デイ・ビライ。通称「32(トレンタドゥエ)」と呼ばれ、最近ではミラノセレブたちを中心に数多く飲まれるようになってきています。 「トレンタドゥエ」とはイタリア語で「32」という意味の言葉になっており、創業当時の住所があった道路の番地から名付けられたもののようです。首都をベネチアに置くヴェネト州に、ビール職人、エンジニア、営業・販売のプロ3人によって設立されました。 イタリアビール業界では新参者の彼らですが、「32(トレンタドゥエ)」が販売されてからは、またたく間にミラノセレブたちを中心に広まっていき、今では「モレッティ」や「ペローニ」などの人気のビールと並んで、多くのビール愛好家たちに飲まれています。 そんな「32(トレンタドゥエ)」ですが、日本でも飲むことはできるのでしょうか。ここからは、その「32(トレンタドゥエ)」が飲めるレストランを紹介していきます。ぜひ、ご覧ください。

渋谷【TRUNK(KITCHEN)】

(https://trunk-hotel.com/kitchen/) みどりに囲まれた都会とは思えない空間、こだわりのインテリアと居心地の良い部屋で、国産の新鮮な野菜、厳選された生産者から届けられるお肉やシーフードなどの素材を生かした料理、そして32(トレンタドゥエ)を始めとするイタリアのクラフトビールが飲めます。 グルテンフリーのメニューも取り揃えてあり、身体に心地よいメニュー、カジュアルでゆったりとした空間の中で楽しい時間を過ごせる、そんなレストランになっています

飯田橋【イル スカンピ(Il scampi)】

(http://www.gli-scampi.com/) ヴェネツィアに訪れたようなワインバー。スカンピなど新鮮な魚介類やホワイトアスパラガスなどの野菜を盛り込んだヴェネツィア料理を提供しているお店です。ドリンクには32(トレンタドゥエ)を始めとするベネト州産のビールやワイン、イタリアンカクテルなどが気軽に楽しめます。 また、こじんまりとした家庭的なお店は、まるで自宅で夕食を食べているような空間を与えてくれます。

阿佐ヶ谷【Lupi32】

(http://www.lupi32.com/) その日の気候やその場所特有の風土、そして、生産者の思いのこもった四季折々の食材を使って作る絶品のイタリア料理と本場ナポリから取り寄せた窯で焼くナポリピッツァを美味しく提供しています。 そんな料理たちに合わせて飲む32(トレンタドゥエ)は、まるで夢心地な気分にさせてくれます。このお店では他にも数多くのイタリアンワインを置いており、家庭的な雰囲気で和やかに楽しめる空間が、日々のストレスを和らげてくれることでしょう。

まとめ

今回はイタリアビールの特徴や選び方、そしておすすめ5選を紹介しました。 いつも飲んでいるビールが決まっている、そんな方はさまざまな国のビールを比較してみると、 自分に合ったビールが見つかるかもしれません。 豊富な種類があるビールから自分に合うおすすめのビールと出会えることを期待します!

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