知っておきたい日本酒の種類!大吟醸や純米酒など名前や味を解説!
最近、日本酒って色々種類があって複雑でよくわからないという声をよく聞くようになりました。
日本酒は飲むけどそこまで好きじゃない、という層の方が多いと感じています。
そんな日本酒ビギナーの方、またはまったく知らない方に向けて、この記事では日本酒の種類に解説していきます。
皆様のお気に入り日本酒探しのお役に立てれば幸いです!
日本酒には多くの種類がある
日本酒は種類が多いし何が違うのか分からないと感じている方は多いでしょう。
銘柄の名前と種類の組み合わせ分の数だけ「味」があります。
- 純米
- 山廃純米
- 純米吟醸
- 吟醸 etc...
この種類豊富さが日本酒の魅力であり、奥深いところでもあります。
こちらを一覧にまとめているので1つずつ解説していきます!
1.純米酒
純米酒とは、水と米と米麹だけを原料としてつくった清酒で、アルコールを添加していないものです。
そして清酒とは、原料に米を使って必ず濾す工程があって、アルコール度数22%未満の酒を指します。
2.純米大吟醸酒
純米大吟醸酒とは、「吟醸造り」で作られた純米酒であり、かつ精米歩合50%以下のものです。
吟醸造りとは、よく磨いたお米を、低い温度でじっくり長時間発酵させる方法です。
精米歩合とは、原料のお米を何%削るかの比率です。
こちらの種類は最高ランクのお酒とされる数が非常に多いです。甘く香り高い味わいです。
3.純米吟醸酒
純米吟醸酒とは、「吟醸造り」で作られた純米酒であり、かつ精米歩合60%以下のものです。
少し削り具合が変わっただけで別の種類になるのですが、やはり味は変わってきます。
純米大吟醸酒と比べてやや辛口な味わいになります。
4.特別純米酒
特別純米酒は、純米酒と同じく米・米麹を原料で、精米歩合を60%以下にするか特別な醸造方法で造るものです。
この方法に規定はなく、各メーカーや蔵元が、どのような日本酒であるとアピールしたいかで「特別」と呼ぶかどうかを決めています。
5.吟醸酒
吟醸酒とは、水と米と米麹を原料として、アルコールを添加した精米歩合60%以下、かつ「吟醸造り」で作られたお酒です。
吟醸造りとは先ほども紹介しましたが、よく磨いたお米を、低い温度でじっくり長時間発酵させる方法です。
6.大吟醸酒
大吟醸酒とは、水と米と米麹を原料として、アルコールを添加した精米歩合50%以下、かつ「吟醸造り」で作られたお酒です。
吟醸酒で使われるお米をより磨いて甘みや旨味をより強くしたものになります。
7.本醸造酒
本醸造酒とは、水と米と米麹を原料として、アルコールを添加した精米歩合70%以下で作られたお酒です。
アルコール添加がされ、精米歩合も低いので、純米酒よりも辛口・まろやかで安価なお酒の数が多くなってきます。
8.特別本醸造酒
特別本醸造酒とは、水と米と米麹を原料として、アルコールを添加した精米歩合を60%以下にするか特別な醸造方法で造るものです。
特別純米酒と同様に、この方法に規定はなく、各メーカーや蔵元が、どのような日本酒であるとアピールしたいかで「特別」と呼ぶかどうかを決めています。
純米酒と吟醸酒、本醸造酒の違いとは?
純米酒は米・米麹・水だけで造られた日本酒であるのに対して、 吟醸酒は米・米麹・水・醸造アルコールで造り、精米歩合は60%以下かつ「吟醸造り」という製法を用いたもので、フルーティで華やかな香りが特徴です。
本醸造酒は米・米麹・水・醸造アルコールで造り、精米歩合は70%以下という違いがあり、香りは控えめでスッキリとした辛口のお酒が多いです。
それぞれの種類で味わいも全く異なるので、ご自身のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?
吟醸酒と大吟醸酒は何が違うの?
作り方としては全く同様ですが、精米歩合が違います。
吟醸酒とは、水と米と米麹を原料として、アルコールを添加した精米歩合60%以下、かつ「吟醸造り」で作られたお酒であるのに対し、
大吟醸酒とは、水と米と米麹を原料として、アルコールを添加した精米歩合50%以下、かつ「吟醸造り」で作られたお酒です。
こちらの方が お米をより磨いているので甘みや旨味が強くなりますが、その分値段も高くなる傾向にあります。
特別純米酒や特別本醸造酒の「特別」とは?
先ほどまでは「特別」とは基準がなく、作り手毎のアピールしたい内容による、と解説していました。
特別な醸造方法の実際の例をあげると、
- 醪の発酵日数を40日間と大吟醸並にする
- 化学肥料や農薬の使用を抑えた特別な栽培米を原料にする
- 山田錦など、特定の酒米を100%使用する
- 木槽しぼり
などがあります。
同じ蔵元の日本酒で特別とそうでないのを飲み比べてみるのも楽しそうですね。
まとめ
いかがでしたか? たくさんの種類を一度に紹介したのでよく分からないという方もいらっしゃるかもしれませんが、 まずは飲んで自分に合うか試してみる、これがお気に入りを見つける一番の近道だと思っています。
たくさん飲むと味を忘れてしまう方は注意してくださいね。
この記事が皆様の日本酒ライフをより良く出来たら幸いです、それでは!