エールビールとは一体何?おすすめ10選も紹介していきます!
エールビールとは
最近耳にする「エールビール」と普通のビールの違い、わかりますか? ひとことで言うと、ビール醸造の過程で生じる「ビール酵母」の違いです。 ビール酵母って何?そう思った人もいると思いますが、このビール酵母は基本的に2つに分類されます。(厳密にはさらに細分化されたりと、奥が深いのでここでは省略します・・・) それがラガービールとエールビールです。ラガービールは馴染みがある人も多いのではないでしょうか。 私たち日本人がビールと言って想像するものが、ずばりラガービールです。日本で販売されているビールのおよそ9割はラガービールといったように日本ではラガービールが主流です。 本記事では、最近注目を浴びてきているエールビールとはなにか?おすすめ銘柄10選をご紹介していきます。
エールビールの歴史
ビール酵母の違いとは、まず、上面発酵で造られるビールを「エール」、下面発酵で造られるビールを「ラガー」といいます。 ラガービールは、15世紀頃のドイツで誕生したと言われていますが、実はエールビールは、ラガービールよりも歴史が古いのです。 ラガービールのように下面発酵で造られる以前は、ほとんどのビールが上面発酵の手法で造られていたのです。 「エールビール」と名付けられたのが、2000年程前のイギリスで、穀物酒として誕生しました。 この当時は、「ビール」は、ホップを加えたもの、「エール」はハーブを加えたものとして区別されていました。 その後、ホップを加えたエールも登場し、次第に「エールビール」として飲まれるようになりました。 歴史が古く、現在に至るまでに世界各地でその土地に根付いたエールビールが造られています。エールビールの特徴
エールビールの酵母手法は、上面発酵酵母を使い、16〜24℃の常温で発酵させるため、 芳醇な香りと豊かな味わいが生まれるのが特徴です。 ラガービールに比べて高い温度で発酵するため、「エステル」という香り成分が発生して、酵母がフルーティな香りになります。 それによって、複雑な味や豊かな香りといった深い味わいが楽しめます。 ラガービールがキレや爽快感を楽しみながら冷えたビールをゴクゴクと飲むのに適している一方で、 エールビールは、より香りを引き立てるために13℃くらいで、じっくり時間をかけて飲むといいとされています。IPAとの違い
ペールエールを知る上で重要なのがIPAです。 IPA と書いてアイピーエーと読みますが、インディアペールエールの略称で、インドがイギリスの植民地だった18世紀末ごろに、造られたもので、長期間の輸送でも痛まないよう 腐敗剤の役割をなすホップを大量に入れたといわれています。 ホップが大量に含まれているため、独特の香りと苦みが非常に強いのが特徴です。 この独特な味わいが癖になるため、世界中のビール好きに愛されています。エールビールの選び方
注目を集めているエールビールは、日本でも取り扱いが多くなってきて、スーパーでもコンビニでも買えて気軽に楽しめるようになりました。 種類も増えてきているだけに、エールビール初心者は、なにを買っていいかわからず、迷ってしまう人も多いと思います。 それでは、エールビールを選ぶときに注目したい点を紹介していきましょう。 エールビールを選ぶ際に注目したい種類、味わい、メーカーなど、さまざまな視点でおさえるべきポイントを解説していきます。種類で選ぶ
多彩な香りと味わいが魅力のエールビール中でも代表的な種類は、 「イングリッシュペールエール」と「アメリカンペールエール」に大別することができます。 イングリッシュ・ペールエールの特徴は、香り高い麦芽がほのかに感じるまろやかな味わいが特徴で、 ホップの苦味は適度に抑えられ、モルトの風味と酵母が生み出すフルーティーな香りがはっきりと感じられます。 一方の「アメリカンペールエール」はホップの香りがしっかりと感じられる、華やかなビールとなっていて、 クセのある味を好む人におすすめです。。国で選ぶ
「イングリッシュペールエール」と「アメリカンペールエール」とある通り、 ペールエール発祥の地と、独特の味わいのアメリカはおすすめとしては外せません。 その他には、そもそもビールの醸造で有名なドイツやベルギーなんかでも、 おいしいエールが造られています。 特にドイツのジャーマンエールは、フルーティな香りが強くコクがありおすすめです。 各国のエールをこの機会に調べてみてもよいでしょう。メーカーで選ぶ
エールビールは、ビールメーカーや醸造所によって原材料や造り方もちろん異なります。 独自の製法を売りにしてエールビールを作っているところが多いので、メーカーや醸造所から選ぶこともできます。 日本の大手ビールメーカーはキリン・アサヒ・サッポロ・サントリーで、 アサヒ以外の3社では、店頭で販売しているので気軽に手に取れます。 大手以外でもエールビールを販売している醸造所もありますので、おすすめの10選で紹介します。エールビールのおすすめ商品を紹介!
ここまで読んでいただければ、エールビールの魅力がわかってもらえたと思います。 日本の大手ビールメーカーでは、サッポロビール、キリンビール、サントリーがリーズナブルなエールビールを販売していて、日本人の嗜好にあった高品質なエールビールが多く、ファンも多いです。 それでは、数あるエールビールの中でどんな銘柄を飲めばいいの?と感じている皆様に ここでは市販で手に入りやすい銘柄や海外のビールを紹介していきます。デッドポニー・クラブ
- ボディ
- ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 3.8
- 産地
- スコットランド
- 原材料
- 麦芽・ホップ
- ブルワリー
- BREWDOG*
ー商品紹介ー
- スコットランドのブルワリー「ブリュードック」が手がけるペールエールで、シトラス系の香りと穏やかな苦みが感じられ、アルコール度数は3.8%と軽めなのが特徴です。そんなにお酒が強くないけど、ビールを楽しみたい人、ライトなテイストのペールエールが好きな人におすすめです。贈り物としてのビールにも良いでしょう。
伊勢角屋麦酒
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- 日本 三重県
- 原材料
- 大麦麦芽(アメリカ産、カナダ産)、ホップ
- ブルワリー
- 有限会社二軒茶屋餅角屋本店
ー商品紹介ー
- クセがなく初心者にもおすすめのペールエールで、グレープフルーツのような柑橘系の爽やかな香りが特徴です。バランスがとれたクセがない香りと味わいなので、食事にも合わせやすいでしょう。甘みと穏やかな苦味があるペールエールなので、クラフトビールの初心者にもおすすめです。日本産ですが、海外のビアコンテストの受賞歴がありり、安定した飽きのこない味わいで、愛好家も多く飲み継がれている商品でもあります。
銀河高原ビール ペールエール
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- 東北
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- 銀河高原ビール
ー商品紹介ー
- モルトの甘みとホップの苦みが特徴のペールエールになっています。爽やかな香りと深いコクバランスが良く、苦味はありつつもフルーティーな香りがあります。ビールが苦手な女性でも飲みやすく感じるでしょう。苦味とコクのバランスが良いので、喉が渇いているときにもごくごくと飲みすすめやすいペールエールです。一般的なビールよりは価格が高めなのですが、自宅でちょっとした贅沢な時間を過ごしたい時などにはぴったりです。
ゴールデンエール
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- 日本 長野県
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- 信州東御市振興公社
ー商品紹介ー
- アロマホップを重ねることで生まれる、はじける香りと爽やかな苦みが特徴です。コンセプトは「グラスの中の幸せを考えるブルワリー」とのことで、幸せなひと時をビールで提供したいという思いが込められているそうです。香りはホップ由来の爽やかでフルーティで、とにかく香りがよく感じられるビールです。香り高いビールが好きな人は、一度は飲んでもらいたい逸品です。特徴はよく出ていますが、日本人には飲みやすいと思いますので、エールビール中級者向けです。
ファイアロックペールエール
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 6.0
- 産地
- アメリカ合衆国
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- コナビール
ー商品紹介ー
- ハワイの人気ビールのひとつで、柑橘系のフルーティーさを感じ、ビール自体はとっても口当たりが良い商品です。飲みやすいけれどビールらしい苦味感じるので、お肉料理によく合うアメリカンなビールです。一般的な日本のビールと比べると、味わいも香りも高く芳醇なので、料理に合わせてもビール単体としても楽しめます。エールビールが好きになってきた人におすすめしたいです。
よなよなエール
- ボディ
- ミディアム
- ビアスタイル
- アメリカンペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.5
- 産地
- 長野県
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- ヤッホーブルーイング
ー商品紹介ー
- 『よなよなエール』といネーミングは、毎夜楽しんでほしいという想いが込められています。このビールは、最近カスケードホップを増量し、ブレンドしたことによってさらにアメリカン・ペールエールの魅力である華やかな香りが楽しめるようになっています。ペールエールの入門編におすすめとして造られているので、はじめての一杯に選んでも良い商品です。この商品をきっかけにビールに目覚める人も多い人気商品なので、ビール苦手な人もおすすめです。
ヱビス プレミアムエール
- ボディ
- ミディアム
- ビアスタイル
- エールタイプ
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.5
- 産地
- 日本
- 原材料
- レモン、ウォッカ
- ブルワリー
- サッポロビール
ー商品紹介ー
- プレミアムというだけあって、濃厚な味わいと豊かな余韻が楽しめる、上質な新しいヱビスのエールビールです。柑橘類のようなフレッシュな芳香で人気のカスケードホップを使用し、すっきりとした飲み口に仕上げています。麦芽には、ビールの本場であるヨーロッパ産のものを使い、マイルドな味を追求しています。コスパも最高です。ヱビスのコクとエールビールの熟成感が存分に味わえる逸品ですので、ゆっくりと時間をかけて飲みたい人、飲みたい日に飲むといいでしょう。
ザ・プレミアム・モルツ 秋香るエール
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- エールタイプ
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 6.0
- 産地
- 日本
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- サントリー
ー商品紹介ー
- サントリー「ザ・プレミアム・モルツ 香るエール」の秋バージョンです。2020年8月25日から全国で秋限定で販売しているものです。2019年に販売したところ好評だったため、2020年に全国販売されるまでになりました。特徴は、フルーティーな深い味わいでありながら、クセがなく軽やかに飲めるところでしょう。サントリーがとことん日本人の好みに合わせて造った商品のなので、万人受けする商品です。
ザ・プレミアム・モルツ 香るエール
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- エールタイプ
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 6.0
- 産地
- 日本
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- サントリー
ー商品紹介ー
- 2017年にリニューアルされ、さらにおいしくなりました。「アロマホップ」を採用していて、これまでにない香り高さを追求しています。日本の深層地下水を使用して醸造されたエールビールで、角がまったくないまろやかな味が特徴です。こちらスーパーでもコンビニでもよく見かけます。手に入りやすいお手軽さから、エールビールを良く知らないけど、とりあえず飲んでみたい人にはおすすめです。
グランドキリンWHITE ALE
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- エールタイプ
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.5
- 産地
- 日本
- 原材料
- 麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ
- ブルワリー
- キリンビール
ー商品紹介ー
- ソフトな飲み口で白ワインのような甘い香りを持っているのが特徴です。とっても優しくマイルドな味わいと華やかさがマッチして、全体のバランスがとても良いです。優しくもしっかりと飲みごたえがあるポテンシャルの高いエールビールです。普段ビールを飲まない女性や、ワイン好きの人、たまに付き合いで飲んでみたら思ったよりビールっておいしいかも?と感じられる方には特におすすめです。もちろんビール好きにも堪らない逸品です。