【厳選7選!】知っておきたいおすすめするイギリスビールを紹介!
イギリスビールの歴史
イギリスと言うとあまりビールのイメージを持たない方が多いかと思いますが、イギリスでは6世紀ごろからビールの醸造所でビールが作れらていました。日本に比べてビールの歴史が長いイギリスです。9世紀には「エールハウス」という、後にパブ文化の生みの親のような場所が誕生します。パブとは日本で言う居酒屋に近い存在ですが、居酒屋よりも少し社交的でその場にいるみんなで楽しく飲むという目的が強い場所になっています。楽しく飲む場所をより楽しくするために、ジャズやロックといった音楽文化も発展していったのでしょう。パブ文化は今でも健在で、多くのパブではハッピーアワー時間を設けて楽しくお得にビールを飲むことができます。イギリスビールの特徴
イギリスで多く飲まれているのはエールビールというスタイルのビール。ビールにはたくさんの種類がありますが、一番大事な分類として、「エール」と「ラガー」があります。日本で売られている所謂普通のビールはほとんどがラガーです。イギリスではほとんどエールビールが飲まれるので、初めてイギリスのビールを飲んだときにはとても大きな違いを感じると思います。この2つの違いについてですが、「エール」は上面発酵という製法で、ビールを発酵させるときに使う酵母が発酵を終えたときに液面に浮いてくるのが特徴です。一方「ラガー」は発酵後に酵母が液体中で沈みます。このことからラガーは下面発酵と呼ばれる製法で作られます。この2つは発酵後に酵母が残る場所が違うだけでなく、香りやのどごしなども変わります。クラフトビールを購入する際には上面発酵なのか下面発酵なのかを意識して購入すると、よりクラフトビールを楽しむことができると思います。主流の上面発酵
上面発酵と下面発酵の違いとして発酵温度もあります。上面発酵は下面発酵に比べて高い温度(15〜20℃)で発酵させます。作られ始めたのが1500年以上前ですから、常温での醸造が効率です。また、使われる水が硬水だったという点もイギリスのエールビール発展において良かった点だと思います。硬水はエールビール醸造に都合がよく、イギリス(特にロンドン)の水は硬水なのです。エールが主流
エールビール最大の特徴はフルーティーな香りにあります。簡単に分類すれば、エールビールは香りを楽しみ、ラガービールではキレを楽しむといったところでしょうか。フルーティーと言ってもものすごく多くの種類があり、たくさんのクラフトビールメーカーが様々なフルーティーさを追い求めています。そしてフルーティーさの後に感じるのが苦味です。フルーティーさを感じたあとに来る苦味なので、エールビールのほうがラガービールに比べて苦く感じてしまう人が多いかもしれません。ぬるめで飲むのが美味しい?
先ほど書いたように、エールビールは香りを楽しむビールです。香りというのは、液体から揮発した香りの成分を鼻で感知します。香りの成分は温度が高いほど揮発しやすいです。ですので、キンキンに冷やしたビールでは香り成分が揮発する前に飲み終えてしまい、香りを十分に楽しむことができません。そこでエールビールは少しぬるめで飲んだほうが美味しいと言われているのです。具体的には、発酵温度と同じくらいの温度(15〜20)ですが、それではあまりにもビールを飲んでいる感じがしない、という方も多いかと思いますので10℃前後が最もエールビールを楽しむことができるのはないでしょうか。イギリスビールの種類
ここまでエールビールについて説明してきましたが、そのエールビールの中にもとてつもない量の種類があります。ここではその中の主流何種類化を説明していきます。ここからは自分がビールに何を求めるのかを考えながらどんな種類のビールが自分に合うのかを考えていってください。苦味を求める人、香りを求める人、色を楽しみたい人、様々あるかと思います。ペールエール
ペールエールはエールビールの中でもペール(色が淡い)なのが特徴のビールです。ペールエールの中でもイギリスではイングリッシュペールエールといってモルトの味が目立つようなビールが多いです。それに対してアメリカではアメリカンペールエールといってホップの香りを活かしたフルーティーなビールが多いです。後述するIPAもペールエールの1種でとても幅広い種類を持つのがペールエールです。まずはラガービールと飲み比べてみて、それからお気に入りのペールエールを見つけてみてはいかがでしょうか。IPA(インディアペールエール)
IPAとはペールエールの中でも使用するホップの量の多いビールです。もともとは防腐剤としてのホップの性質を活かすために用いられたそうです。今では苦味と香りを引き出すための材料です。ですのでIPAは苦味を強めに出すタイプと、香りを強く出すタイプに分かれます。近年人気のあるHazyIPAは苦味を抑えて香りを強烈に活かすタイプです。苦味が苦手な方もきっとお気に入りのビールに出会えると思います。スコッチエール
スコッチエールとは、エールビールの中でも低温発酵で作られるビールです。特徴としては濃い目の色、濃いめのアルコール、濃いモルト感です。ですのでビールに濃厚さを求める人に向いていると思います。モルト感が強いということは麦芽をよくローストしてあるということですので、黒ビールに近い香りを感じます。ホップの香りを活かすIPAと対称的で、飲み比べると違いに驚く方が多いと思います。お土産には缶ビールや瓶ビールを!おすすめするイギリスビール10選!
ビールの特徴を書いてきましたが、理解するには飲む以外に方法はありません(笑)イギリスへ行ったときにはもちろん、お土産としても、そして通販でも手に入りますのでイギリスビールを知るためのメジャーなビールを紹介したいと思います。バス・ペールエール
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- イギリス
- 原材料
- 麦芽、ホップ、糖類、香料
- ブルワリー
- バス・ブリュワリー
ー商品紹介ー
- バスペールエールは麦芽由来のスッキリとした甘みを持っているのに、ペールエールらしい苦味が後味に残るという、ビールの良さが一気に楽しめるビールです。クラフトビール初心者にはもちろん、クラフトビール好きな人にもおすすめのビールです。苦いのにとても飲みやすいこのビールは今までのビールの価値観を変えてしまうかもしれません。
ギネス
- ボディ
- ミディアム〜フル
- ビアスタイル
- スタウト
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 4.0
- 産地
- アイルランド
- 原材料
- 麦芽、ホップ、大麦
- ブルワリー
- セント・ジェームズ・ゲート
ー商品紹介ー
- ギネスビールはイギリスのアイルランド、ダブリンで作られるビールです。スタウトといって黒ビールに分類されます。黒ビールは本来濃いモルトの香りと苦味が特徴ですが、このギネスビールは後味がスッキリしていて、独特の甘みを感じられるビールです。アイルランドのパブでは定番で飲まれるビールで、ポテトやステーキにとても良く合う濃い味なビールです。
ロンドンプライド
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- イギリス
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- ブルワリー
- フラーズ
ー商品紹介ー
ロンドンプライドは、モルトから感じる程よい甘みを感じ、ホップのフルーティーな香りも感じられる、とてもバランスの整ったビールです。あとに残る苦味も強すぎず弱すぎず、番人に受け入れられるビールだと思います。イギリスで飲むビールに迷ったらぜひおすすめしたい1杯です。
Punk IPA
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- インディアペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- スコットランド
- 原材料
- モルト
- ブルワリー
- ブリュードッグ
ー商品紹介ー
- Punk IPAはスコットランドを代表するブルワリー、Brew dogの代表作。日本の酒屋でも多くとり扱われているので、手に入れやすい商品です。IPAの特徴である芳醇なフルーティーさ、後にはガツンと強い苦味がやってくる、非常に飲みごたえのあるビールです。クラフトビール初心者にとっても始めやすく、特徴が理解しやすいビールです
Hazy Jane
- ボディ
- ライト〜ミディアム
- ビアスタイル
- インディアペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- スコットランド
- 原材料
- 麦芽・ホップ
- ブルワリー
- ブリュードッグ
ー商品紹介ー
- 同じくBrew dog社から発売されているHazy Jane。こちらはIPAのなかでもHazyというジャンルに属している、苦味よりも香りを重視したビールです。昨今流行っているHazyというジャンルですが、クラフトビール界の頂点にいると言っても良いBrew dog社が作っているこのHazyは、そのジャンルを理解するのに最適な最初の1杯にぴったりです。
ダブルホップモンスターIPA
- ボディ
- ミディアム
- ビアスタイル
- インディアペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 7.0
- 産地
- イギリス
- 原材料
- 麦芽、ホップ(5種類)、グルコースシロップ、カラメル
- ブルワリー
- グリーンキング
ー商品紹介ー
- グリーンキングというブルワリーで作られるIPAです。ダブルホップという名前ですが、これはホップを煮沸したあとにホップを投入するという手法。目的はホップの香りを引き出すことで、熱を加えないことでホップから苦味を出さずに香りを出す、というものです。香りも程よく、苦味もありますが、後味のスッキリしたビールです。
サミュエルスミスペールエール
- ボディ
- ミディアム
- ビアスタイル
- ペールエール
- 発酵方法
- 上面発酵
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0
- 産地
- イギリス
- 原材料
- 有機栽培大麦麦芽・有機栽培ホップ
- ブルワリー
- Samuel smith
ー商品紹介ー
- サミュエルスミスペールエールは、モルトの優しくほんのり甘い感じと僅かに酸っぱさを感じる味で、モルト、苦味、香りすべてを程よく味わえるビールです。イギリスのビールらしく何かに特化するタイプではなくとてもバランスの良い、その中で特徴もはっきりしているビールです