ナメクジはビールで撃退できる!?対策や仕掛けを紹介!

ナメクジによる被害とは?

ナメクジは夜行性なので、私たちが寝ている間に花弁や若い葉を食い荒らす食害性害虫です。

せっかく愛情込めて育てた野菜なども、ナメクジに食べられてしまうと、ぽつぽつと穴が開いて無残な姿に変えられてしまいます。

また、ナメクジは「広東住血線虫」という、恐ろしい寄生中を持っている場合があります。

この寄生虫を持ったナメクジが通った葉っぱを、人間が洗わずに食べてしまうと、人間の体内に寄生虫が侵入してしまいます。

人間の体内に入った寄生虫は、クモ膜下腔などに寄生したり脳や髄膜に侵入したりして、髄膜脳炎を発症する危険性もあり、2000年には日本で初めての死亡例も発生しています。

このようにナメクジにより、病気になるだけではなく、最悪人間も死に至るケースもあるという事を覚えておきましょう。

 

ナメクジは対策をすれば駆除できる

雨が続いたりして湿気が多くなってくると、どんどんナメクジは増えていき、最悪の場合は植物を殺してしまう事もあるので早めに駆除して対策しなければなりません。

野菜畑やプランターに湿気がこもらないように、水やりを少なめにしたり、雑草をこまめに手入れすることで、ナメクジを寄せ付けない環境を作ることが出来ます。

また、多少お金はかかりますが、ホームセンターなどに行くと、ナメクジ対策アイテムやナメクジ用の殺虫剤も色々販売しているので、用途にあった商品を購入するのがおすすめです。

ビールを使えばナメクジ対策は準備満タン?

ナメクジ対策に市販の殺虫剤を使うのもいいのですが、お金をかけなくても、家にあるものでナメクジ駆除剤を作ることが出来ます。

例えば塩をかけるとか、酢であれば水で50%に希釈してスプレーすると効果的ですし、ナメクジはカフェインが苦手なので、コーヒーをスプレーする方法もオススメです。

他には、あまり知られていませんが、ナメクジはビールの匂いを好むので、少し深さのある容器にビールを入れた罠を仕掛けて駆除する方法もあります。

この方法であれば、ナメクジが勝手に集まってきて、ビールの罠のなかでそのまま溺れ死にます。

塩よりもビールを好む

昔からナメクジといえば「塩」の印象がありますが、そもそもナメクジは塩をかけただけでは死なないんです。

ナメクジは塩をかけただけでは脱水症状になるだけで、その後に雨が降ったりして、水を得ることが出来れば復活してしまいます。

また、ナメクジ対策で塩を土や野菜にかけてしまうと、塩分の影響で植物が弱ってしまう事もあります。

なので、塩や駆除剤で対策するよりは、ナメクジだけをおびき寄せて、一気に駆除する方が植物にとってもいいですよね。

しかもナメクジはビールの匂いが好きでしょうがないので、置いておくだけで捕まってくれます。

ノンアルコールビールも効く

ビールの匂いであつまったナメクジは溺れて死ぬので、それがアルコールビールであってもノンアルコールビールであっても効果があります。

飲みかけのビールを半分寄せておくでもいいですし、家にあるビールで簡単にナメクジ罠は作れます。

しかし雨が降ってしまったりして、ナメクジ罠に雨水が大量に入ってしまうと効果が薄れてしまうので、夜のうちに雨が降った時は、翌朝確認するようにしましょう。

ビールを使った仕掛けの作り方

ビールを使った仕掛けの作り方はいたってシンプルです。

使い終わったペットボトル容器を3/1くらいカットして、その底の部分を容器として使用します。

ナメクジがいそうな場所の土を少し掘って、そこに容器をはめ込むのですが、土が容器の中に入らないように注意しましょう。

容器をはめ込んだら、その中にビールを注げばナメクジ用の仕掛けの完成です!

これだけでもナメクジは捕獲することが出来ますが、たまにそのまま死なないナメクジや、逃げ出すナメクジもいるので、ビールの中に殺虫剤を混ぜておくのがオススメです。

早めの対策で天敵のナメクジを駆除しよう!

さて、今回はナメクジによる被害やビールを使った駆除方法をご説明してきました。

ナメクジ対策のビールを使った仕掛け作りは、家にあるもので簡単に作ることができ、効果は抜群です。

大切に育てている野菜や花がナメクジに食い荒らされてしまっては元も子もありませんし、大量発生してしまってからでは駆除するのも至難の業です。

ましてやナメクジは恐ろしい寄生虫を持っている場合もあるので、自分や家族の健康の為にも、徹底的に駆除しなくてはなりません。

野菜が食べられた跡を見つけた時は、早めの対策を心掛け、ナメクジによる畑の作物被害を最小限に抑えるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか? ナメクジによる被害が起きないように徹底的に対策をしていくことが大切ですね。

寄生虫が体内に入れば生死にも影響が出てきます。

自分や家族の健康の為にも早めの対策をして過ごしていきましょう!


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