生ビールと普通のビールの違いって?内容を分かりやすく説明!

生ビールの生が気になる!

結論から言うと熱処理がされていないビールの事を生ビールと呼びます。 日本のビールは現在2種類あり加熱処理をしているもの、していないものです。 生ビールは加熱処理がされていないので生のビールの味わいを持っているのが特徴です。 加熱処理をしていない生ビールはすっきりとした味のものが多いので新鮮さを感じられます。

作り方

生ビールを作る工程は「製麦工程」→「仕込工程」→「発酵・貯酒工程」→「濾過工程」の4つからなります。 まず製麦工程は大麦を発芽させて麦芽を造ります。発芽させるには大麦を水に浸して給水させ一定の温度に保たれた発芽室で定期的に混ぜていきます。 仕込工程は麦芽を細かく砕き煮込みます。そこでマイシュと呼ばれるお粥のような状態になり糖化されたたんぱく質がアミノ酸に分解されます。 このマイシュを濾過し、固形物を取り除き麦汁を造ります。 ここにホップを加えて煮沸させビールの苦味、風味が生まれさせます。 発酵・貯酒工程では麦汁を発酵させてアルコールと炭酸ガスを生じさせます。この麦汁は若ビールと呼ばれ次に熟成させます。これが貯酒工程で熟成させると炭酸ガスが溶解し、独特な香りの成分が他の物質に変換されます。そこでビールの味わいを整えていくのです。 濾過工程は生ビールを造る上で一番大事な工程です。最後に酵母などの固形物を取り除き透き通ったビールにしていきます。酵母を取り除くのには一般的に熱処理をしますが近代では濾過をするだけで酵母が取り除けるようになっています。濾過だけで酵母を取り除いたビールが生ビールになります。

生ビール=熱処理がされていない

生ビールは製造工程で酵母を加熱して殺菌処理を行わないものです。 最後の濾過の工程で2度濾過を行うことによって加熱する前の生ビールの味わいを保っています。 製造過程で熱処理をしていないビールは全て生ビールです。 居酒屋などで飲める樽詰ビールだけが生ビールと捉えている方もいますがコンビニに売ってある缶ビールも熱処理されていなければ生ビールです。 も

普通のビール=熱処理がされている

普通のビールは50~60℃で熱処理が行われるものです。 熱処理を行う理由としては酵母を殺菌することを目的としています。酵母が生きたままだとビールの質や味わいが損なわれてしまう可能性があるからです。 また、加熱することによって常温でも品質が変化しにくいので美味しく飲める期間が長くなります。 昔は酵母を取り除く手段が加熱処理しかなかった為、普通のビールが主流でした。

生ビールと普通のビールの味の違いって?

生ビールはスッキリとした味わいで苦味や酸味は穏やかです。 普通のビールは重厚感を感じるずっしりとした味わいで苦味やコクが強めです。 現在では生ビールが主流ですが昔ながらの熱処理されたビールを再現した商品も販売されています。 どちらも原材料は同じなので大きな違いはありませんがフレッシュな味を堪能したいのなら生ビール、昔ながらの味を堪能したいのなら普通のビールです。

発泡酒とビールの違いを知ろう!

発泡酒とビールの違いは麦芽比率の基準にあります。 比率が50%以上のお酒はビールに分類され麦芽比率50%未満であるお酒は発泡酒と呼ばれます。 また、ビールは使用できる副原料の種類が定められていますが発泡酒には定めがないのでカロリーをコントロールした製品を作ることができます。 ビールより安いイメージがある発泡酒ですがお酒にかかる税金は麦芽量の比率によって異なるので麦芽比率によってはビールと変わらない値段になるものもあります。

生ビールの味の違いを実感しよう!

生ビールの違いを実感しよう

 生ビールにも様々な味の違い・種類があるので紹介していきます。 まず生ビールの王道「アサヒスーパードライ」こちらは後味の苦味がスッキリしていて香りが そこまで強くないのであっさりに感じる方も多いと思います。 次に「キリンラガービール」は飲んだ時の苦味の後の口の中が刺激されるようなまろやかさを 感じることが出来ます。後味に特徴があり良い意味でツンとする部分があります。 最後に「ザ・プレミアム・モルツ」は味に一番特徴があり、フルーティーな味を実感出来ます。 女性受けが良いビールの一つでビール特有の苦味が少し苦手な方はこれをおススメ出来ます。 以上が生ビールの定番です。味の違いを一番実感できるのは後味だと言えます。後味がさわやか なものがあったり、ガツンと口に残ったり甘さが残ったりと様々な生ビールがあります。

この投稿をシェアする



← 前の記事 次の記事 →