訪れる方に食とともに味わう至福のひと時をー鎌倉ビールの今村さんと澤田さんにインタビュー

神奈川県鎌倉市に本社を構え、Japan Great Beer Awards 2021において7商品入賞という実績を持つ「鎌倉ビール」。 

鎌倉ビールの商品はどんな料理にも相性が良く、誠実で爽やかなザ・日本のビールと好評です。

今回はそんな鎌倉ビールの専務取締役の今村氏と醸造部の澤田氏にお話を伺いました。

商品の由来は鎌倉の地のイメージから決めた

サケダラケ

たくさん商品を出されていると思うのですが一番の人気商品はなんですか？

今村氏

緑色のラベルが特徴の月が一番人気です！

サケダラケ

アルトのビールですね！鎌倉ビールは特徴的な商品名の商品が多いと思うのですが、名前の由来はなんですか？

今村氏

月や星、花といった商品名は鎌倉の地のイメージからつけました！

サケダラケ

鎌倉のイメージに由来しているんですね！

サケダラケ

鎌倉ビールのデザインや味について、コンセプトやこだわりなどはありますか？

今村氏

一番初めはとてもシンプルなデザインだったんですが印象が弱く、20年くらい前に大正時代の鎌倉の街並みをイメージした現在のデザインに変更しました。

今村氏

そこからだんだんと愛されるデザインとなってきて、現在では鎌倉ビールという名前だけでなく、ラベルで認知してくれる人もとても増えました！

サケダラケ

すごい素敵なデザインだなと思ってました！ターゲット層とかもイメージされているんですか？

今村氏

観光客によって変わってきます。今でこそ、SNSなどが普及してきて若返りしてきているんですけど、10年～15年前までは40代～60代のお父さん、お母さん世代が多かったです！

サケダラケ

時代によってターゲット層も変わってくるんですね！

こだわりは食事と楽しめるバランスの良い味わい

サケダラケ

味に関してのこだわりとかってありますか？

今村氏

理念として食事の場を大事にしていきたいというのがあるので食中酒というところにはこだわっています！食事と合うような香りのバランスであったりは特に大事にしています。

サケダラケ

なるほど。常に変化を続けていると聞いていたのですがどういったところを変えているのですか？

今村氏

定番の商品とかでもずっと同じものを作り続けているわけではなくて、気になったところは少しずつ改善してより良いものを仕上げるようにしています！試験醸造ができず一回一回の仕込みが本番なので少しずつ改善を重ねトライアンドエラーを繰り返してます。

サケダラケ

やりがいがありそうです！その分大変なことも多いと思いますが、苦労している点とかはありますか？

今村氏

鎌倉ビールの醸造設備はあまり見ない設備で使いにくいところもあって、そこに慣れるまでは苦労しました！醸造設備によっては同じレシピでも全然違うものにもなったりするのでそれぞれの設備の個性を活かしたビール作りができるのでそこもビール作りの楽しいところです！

「今鎌倉ビールと。」がキャッチフレーズ

サケダラケ

会社の想いや大事にしているルールみたいなものってあったりしますか？

今村氏

私たちが一番大事にしていることは流行りに流されるのではなく自分たちらしさを優先するということです。鎌倉で飲んでもらうためのビール、あるいは鎌倉を外に発信するためのビールが鎌倉ビールなので、売れるようなビールを造るというよりは鎌倉のビールはこれというものを造りたいと思っています！

サケダラケ

それであのシンプルで鎌倉を前面に押し出したラベルになったんですね！他のクラフトビールとかだとスタイルが記載されている商品も多いと思うのですが鎌倉ビールは記載していないのはその理由からですか？

今村氏

そうです！私たちはビールを楽しむ時間や人、場所を大事にしたいと思って造っているので、そこにスタイル先行の押し方は合わないと思ってスタイルは記載しないようにしてます。

サケダラケ

素敵ですね！なぜ鎌倉という地を押し出そうと思ったんですか？

今村氏

私自身が鎌倉出身ということもあるのですが、それよりも鎌倉は一言では言い表せないほど、いろんな楽しみ方ができる街だと思っていて、街全体がその人のニーズに合わせているような、そんな街なので、この街で造るクラフトビールをこの街の人に楽しんでもらいたいと思い鎌倉ビールを造ることにしました！

新商品発売

最近ではメディアの露出も増え、知名度も急速に拡大してきている「鎌倉ビール」。

モノレールビール第3弾ではそれぞれ個性のある7種類もの商品が発売されます！

鎌倉の街並み、そして食とともに味わう至福のひと時を体験したい方は是非鎌倉に訪れて鎌倉ビールのクラフトビールを楽しんでみてはいかがでしょうか？