静岡の日本酒の特徴や種類、辛口甘口紹介!人気オススメ10選も紹介!
この記事では静岡県の日本酒についてご紹介します。
日本酒といえば寒い地方で造るのが適していると言われています。
何故なら日本酒はお米を発酵させてつくる醸造酒なので温かい地方だと発酵が進みすぎてしまうからです。
ですが温暖な気候のイメージの静岡産の日本酒は日本酒好きの方々からは日本酒の聖地とされているのです。
日本酒好きの方から日本酒について知りたい方、是非この記事を読んで静岡の日本酒を知って日本酒通になりましょう。
静岡の日本酒の種類
静岡は名水が多いので実は美味しい地酒が多く酒蔵もたくさんあります。
そして「吟醸王国」「地酒王国」とも言われています。
静岡は温暖なイメージですがその気候に合わせた吟醸酒や純米酒に特化し「静岡酵母」という独自の酵母を開発し名酒が次々と誕生しました。
この静岡のオリジナル酵母は柔らかな果実の香りを引き出すフルーティーな香りと雑味のないクリアな飲み口で食事中に飲む食中酒に適していると言われています。
吟醸酒は高級酒とも言われています。静岡はこの品質高い高級酒がいくつもあるので吟醸王国なのです。
静岡の甘口日本酒
日本酒のイメージは「悪酔いしそう」「男の人が多くのんでいるお酒」の印象がありますが、実は女性におすすめなお酒でもあります。
そこで日本酒に苦手意識のある女性におすすめなのが静岡の日本酒です。すっきりフルーティーな味わいのある静岡の日本酒を一度飲んでみて下さい。
静岡で有名な吟醸酒は米、麹、醸造アルコールを添付することでアルコールの比率が高くなり糖分が少なめの基本は「辛口」の日本酒となります。
ですがその中でも口当たり甘めに感じるお酒でおススメするなら「紫の英君」です。
こちら甘めでフルーティー女性に人気のお酒です。 甘口がお好みの方是非お試し下さい。
静岡の辛口日本酒
静岡のお酒は吟醸酒が有名であり吟醸酒は基本的には辛口とされています。
この辛口甘口というのは人によって感じ方の違いがありますが、一つの目安としてお酒のラベルの裏側にある日本酒度というものがあります。
日本酒度とは+であるほど辛口でーであればあるほど甘口と判断します。
例えば静岡で有名な磯自慢は日本酒度+6、開運で+4、臥龍梅(がりゅうばい)で+2~5です。
辛口ですがどれも飲んでみると桃やバナナ、メロンなどのフルーティーな甘みがある中にもピリッとすっきりした飲み口で飲みやすいのが特徴です。
静岡の日本酒人気10選
静岡の日本酒で人気のお酒を具体的に10選ご紹介していきます。
どれも人気の名酒ばかりですので何を飲めば良いか迷われている方は参考にしてみて下さい。
本当は静岡のおすすめ日本酒はかなりの数ありますが、今回は厳選して10選ご紹介致します。
磯自慢(いそじまん)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0~16.9%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹、醸造アルコール
- ブルワリー
- 磯自慢酒造
商品詳細
2008年洞爺湖サミット、2016年伊勢志摩サミットで乾杯酒に選ばれた世界に誇れる美酒辛口のさっぱりした味わいが特徴で誰が飲んでもうまいと評判の銘酒です。
他の酒蔵がこんな味は再現できないと驚くほどのお墨付きのうまさです。
蔵の内部はステンレス張りで蔵の冷却と雑菌侵入防止で徹底的に品質にこだわったお酒です。
開運(かいうん)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 17.0~18.0%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹、醸造アルコール
- ブルワリー
- 株式会社土井酒造場
商品詳細
日本酒アワード2019年で「開運特別本吟醸生」特別金賞「開運純米大吟醸伝波瀬正吉」金賞受賞。
熱くして飲んでも冷やして飲んで甘み深く香り高い、シュワシュワでスッキリな飲み口。サクサク飲めてしまうので飲みすぎ注意です。
臥龍梅(がりゅうばい)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16.0%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹、
- ブルワリー
- 三和酒造株式会社
商品詳細
綺麗な水にしか生息しない鮎がいる興津川へ流れる湧き水を仕込み水としてたキレのある辛口のスッキリした味わい2021年世界酒蔵ランキング8位の静岡の誇る銘酒です。
喜久酔(きくよい)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0~16.0%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 青島酒造株式会社
商品詳細
マンガ美味しんぼで紹介、雑誌ダンチュウ詩「毎日でも飲みたい酒」1位、日本経済新聞「専門家、新聞愛好家が薦める日本酒」5位の人気酒米の甘さと酸味が絶妙に感じられるお酒。
高砂(たかさご)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 富士高砂酒造株式会社
商品詳細
山廃仕込みという微生物を取り込みやすいよう米をすり潰す作業と富士山の伏流水を地下100㎡からくみ上げて使用する手間暇かけた上質酒辛口で、濃厚な味わいの中に甘さもある静岡らしさのあるお酒。
花の舞(はなのまい)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 14.5~15.5%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 花の舞酒造株式会社
商品詳細
1949年(昭和24年)の戦後まもなくから作られてきた歴史と伝統あるお酒静岡県産の山田錦と南アルプスの地下水を利用して作られているお酒です。
何と言ってもスッキリした飲み口が特徴で和洋中どのお食事にも合う人気酒です。
正雪(しょうせつ)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 15.0~16.0%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 株式会社神沢川酒造
商品詳細
正雪は甘さ、辛み、苦み、渋み、酸味の5つの味が絶妙に合った味わいが感じられるお酒です。
米の甘みは感じられるのに甘ったるくない辛口のファンが多い食事と会うお酒です
おんな泣かせ
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16.0~16.9%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 株式会社大村屋酒造場
商品詳細
瓶の中で半年間じっくり低温貯蔵したお酒。年に1度秋に出荷される。
お料理と相性のよいスッキリ辛口の中にブルーティーさもあり香り高いお酒です。
女性もその美しさに泣けてしまうようなお酒であって欲しいという思いの込められた銘酒。
初亀(はつかめ)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 16.0%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹、醸造アルコール
- ブルワリー
- 初亀醸造株式会社
商品詳細
他で見ないチタン製醸造タンクと最高級の山田錦を使ったお酒。
1500円~33000円までの超高級酒まであります。
初亀の先駆者となった亀は10000円超えの超高級酒で話題となりました。
英君(えいくん)
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 13.0~15.0%
- 産地
- 静岡県
- 原材料
- 米、米麹
- ブルワリー
- 英君酒造
商品詳細
ジューシーでフルーティーだが甘すぎず酸味もあり、さらさら飲める一本。
どちらかといえば甘めでほどよい酸味と香り高いのにスッキリ感もあります。
甘めが好きな方におススメです。
静岡の日本酒のいいとこ
静岡の日本酒の良いところはお酒造りには適さなかった温暖な気候でありながら、研究と改善を繰り替えしながら静岡の持つおいしい水を使いながら有名になっていきました。
その結果全国でも評価の高いお酒が次々と誕生したという歴史があります。
パワースポットである富士山の水を使用したり、開運、初亀など縁起の良いネーミングなどがお祝いや贈り物にも喜ばれるものとなりました。
全国的に圧倒的人気酒上位5は下記の通りです。
1位:磯自慢
2位:開運
3位:臥龍梅
4位:喜久酔
5位:高砂
どれもとても有名なお酒ですが、どれも飲んだ事が無い方はまず1位の磯自慢か2位の開運から飲んでみてはいかがでしょうか。
なぜ吟醸王国なのか
静岡県がなぜ吟醸王国と言われるのかというと、それは精米歩合71%以下の製造比率が80%を超えていて特定名称酒と呼ばれる吟醸酒などの高級酒の比率が高いからです。
日本酒は大量の水を使いますが、おいしい水の宝庫である静岡は米や日本酒作りに適しているので独自の酵母も合わせて高品質の日本酒が造れるのです。
1986年(昭和61年)の全国新酒鑑評会で静岡県から21蔵が出品し、なんと17蔵が入賞しました。
そのうち10蔵が金賞を受賞しそれまで日本酒とイメージのなかった静岡県が全国に名を広めました。
職人の技
静岡の日本酒は全体的にフルーティーでも甘ったるくないすっきりした飲み口が特徴で日本酒が苦手な方も飲めてしまう美味しいお酒がたくさんあります。
これも「静岡酵母」を作り出しオリジナリ性の高い他では作れない唯一無二のお酒を造り出した職人さんの技でしょう。
そして和食、洋食問わずお料理に合うのでお酒を堪能したい方もお食事中にちょっと飲みたい方にも万人に適しているのも人気の一つです。
なかなかスーパーなどでは手に入らないお酒ばかりなので日本酒を専門に扱っているお店などで探してみて下さい。
静岡の日本酒職人の技を是非ご堪能下さい。
まとめ
静岡県はヤマハの楽器やバイク、プラモデル産業、紡績業などものづくりが盛んな歴史がありますので多くの職人さんが集まる場所でもあります。
その中でも日本酒産業は昔からありましたが、ここ数十年で職人さんの匠な技による高級な吟醸酒で有名な都市となりました。
静岡吟醸の味を守る為仕込みの期間は寝ずに仕込みに集中される職人さんもいるそうです。
そんな職人の集まる静岡で今後どんなもので私達を感動で驚かせてくれるのか楽しみです。