日本酒のアルコール度数とは?最高や平均、高いものや低いものを紹介

 

皆さんは日本酒の度数と聞くとどのくらいを想像しますか?

「度数が高そうだから、お酒が強くないと飲めなさそう」 なんて考える方もいると思います。

皆さんの想像通り、日本酒には度数の強いお酒もありますが 実は度数の低い日本酒も近年増えてきているのです。

今回はそんな日本酒の度数についてお話ししていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

日本酒とは

日本酒とは主に米、麹、水を原料としてつくられる、22度以下のお酒のことをいいます。

製造方法によって

  • 「純米大吟醸酒」
  • 「純米吟醸酒」
  • 「特別純米酒」
  • 「純米酒」
  • 「大吟醸酒」
  • 「吟醸酒」
  • 「特別本醸造酒」
  • 「本醸造酒」

に分けられ、それぞれの味わいを楽しむことができます。

また日本酒は温度によっても味わいを楽しめる、世界でも珍しいお酒なのです。

醸造酒の中では一番平均アルコール度数が高い

お酒とは製造方法によって「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3つに分けられます。

この中で日本酒は酵母の働きで原料をアルコール発酵させてつくる「醸造酒」にあたります。

それぞれ代表的なお酒を度数の低い順に並べると

  1. ビール(醸造酒)
  2. 梅酒(混成酒)
  3. 日本酒(醸造酒)
  4. カシスリキュール(混成酒)
  5. 焼酎(蒸留酒)
  6. ウイスキー(蒸留酒)

となります。

日本酒は醸造酒の中では度数が一番高く、だいたい15度くらいが平均的なアルコール度数となっています。

日本酒のアルコール度数が高い理由

さて、先ほど日本酒は醸造酒の中でも一番アルコール度数が高いと説明しましたが、 なぜ同じ醸造酒でもワインやビールに比べて度数が高くなるのか?

その理由は「並行複発酵」という日本酒の製造過程にあります。

「並行複発酵」とは麹の働きでお米のデンプンを糖に変える「糖化」と 酵母の働きで糖分をアルコールに変える「発酵」を同時に行う製法のことです。

この製法をつかうことで、酵母がアルコールをつくりやすくなり、効率よくアルコール発酵が行われるため、 アルコール度数も高くなるということです。

最高アルコール度数の日本酒は何パーセント?

日本酒の平均アルコール度数は15度程度と言いましたが 新潟県・玉川酒造の『越後武士(えちごさむらい)』というアルコール度数46度の日本酒も存在します。

現在は酒税法により22度以下のお酒が日本酒と定められたため、厳密にいうとリキュールに分類されるのですが、味わいは日本酒をしっかり感じれる痺れる美味さで、お酒好きの間で人気な日本酒です。

玉川酒造オススメの飲み方はオンザロックで柑橘系の果汁を数的入れること。

また冷凍庫に入れると舌触りがトロリとなりとても美味しいようです。 ぜひとも試してみたいですね。

最近ではアルコール度数の低い日本酒も増えてきている

日本酒をいろんな人に楽しんでもらうために 近年では低い度数の「低アルコール」日本酒も増えてきています。

低アルコール日本酒の度数は大体13度以下で作られており、水の量を増やしてアルコール度数を調整している「加水希釈タイプ」

アルコール度数が低い段階で発酵を止めてつくる「発酵停止タイプ」があります。

低アルコール日本酒は口当たりが軽く優しい味わいのため、しっかり冷やして飲むのがオススメ。

スパークリング日本酒は5度程度の銘柄もあり、シュワシュワした口当たりとフルーティーな味わいは日本酒を飲み慣れていない人でも楽しめます。

まとめ

いかがだったでしょうか? アルコール度数が高く、お酒好きな人が飲むものと思われがちな日本酒ですが色々な人に楽しんでもらえるように幅広い度数の日本酒が存在しています。

お酒が好きな人は強い度数の日本酒を楽しんでも良し。

あまり飲み慣れていない人は低アルコール日本酒やスパークリング日本酒を楽しんでも良し。

この記事を読んで新しい視点で日本酒を楽しむきっかけになれば幸いです。


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