ビールや発泡酒とプリン体の関係とは?太るのか、その由来など解説

「ビールが好きだけど、プリン体が心配…。」とお悩みの方はいませんか?

この記事では、ビールに含まれるプリン体について解説しています。

ビールが大好きだけど健康が気になる方や、プリン体の摂取量を気にしている方はぜひご覧ください。

ビールにはプリン体がたくさん含まれている? 

ビールは焼酎やウイスキーなどの蒸留酒と比べると、プリン体が多い飲み物だといわれています。

しかしその量は、食品と比較すると非常に微々たるものであることを、あなたは知っていたでしょうか。

この章では、ビールに含まれるプリン体は本当に多いのかについて検証していきます。

1日に摂取するプリン体を控えたい方や、ビールに含まれるプリン体の量を知りたい方はぜひご覧ください。

アルコール別に見たプリン体含有量

ビールはプリン体の多いお酒だといわれていますが、他のお酒と比較してみるとどうなのでしょうか。

アルコール別に見たプリン体の量は、以下の通りです。

  • ビール:3.3~6.9mg/100ml
  • 焼酎:0mg/100ml
  • ワイン:0.4mg/100ml
  • 日本酒:1.2~1.5mg/100ml

アルコールの中でも、ビールには特にプリン体が多く含まれていることが分かります。

プリン体を取りすぎると痛風の原因に

プリン体を摂取しすぎると、痛風を発症することがあります。

痛風はプリン体が分解されるときに出る尿酸が結晶化し、関節にたまって炎症を引き起こす病気です。

痛風の症状は、足の親指などに発作的にあらわれる、非常に激しい痛みです。

この発作が起こると、2~3日は痛みのある状態が続き歩くことが困難になってしまいます。

痛風の症状があらわれる「高尿酸血症状態」は、様々な合併症も引き起こします。

痛風を放っておくと、糖尿病や脂質異常症、高血圧、心筋梗塞や脳卒中などの恐ろしい病を引き起こす可能性があると言われています。

適量なら健康面の心配はない!?

ビールは他のお酒と比較してプリン体が多いですが、その量は食品と比較すると微々たるものです。

あん肝や納豆などに含まれるプリン体は、100gあたり100mgを超えています。

ビールを飲む際には適量を守っておけば、健康面の心配は少ないと思います。

プリン体の過剰摂取を避けたい方は、一緒に食べるおつまみを見直してみましょう。

あん肝やレバーなど、プリン体がたくさん含まれているおつまみを避けるだけでも、痛風のリスクを下げることができるかもしれません。

摂取量に気をつけてビールを美味しく飲もう!

 

1日のプリン体摂取量を400mg以下に抑えると、痛風の発症を防ぐことができるといわれています。

ビールは他のお酒よりプリン体が多い傾向にありますが、適量を守れば健康上のリスクは少ない飲み物です。

既に痛風を発症している方には、プリン体ゼロのビールもおすすめです。

飲酒適量を守り、プリン体摂取量に気を付けて美味しいビールを楽しみましょう。


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