ビールが苦い理由!克服しやすい飲み方や種類、おすすめ3選も紹介!

皆さん、ビールはお好きですか? 中にはビールが苦手という方もいるかもしれませんね。

ビールが苦手な方の多くは、ビール特有の苦みがあるからという方も多いでしょう。

この記事では「ビールが苦い理由」「なぜ苦いのに美味しいのか」について解説していきます。

この記事を読んで、少しでもビールを美味しく飲むヒントを得られたのであれば幸いです。

ビールが苦いのはなぜ?

この章では「どうしてビールは苦いのか」について解説します。

特に苦さの原因であるビールの主原料「ホップ」にスポットを当てて説明していきますので、詳しく知りたい方は是非読んでみてくださいね。

この章を読んで、ビールの苦さについて理解いただけたのであれば幸いです。

主原料でもあるホップが原因

ビールが苦いのはその主原料である「ホップ」が原因です。

ビールの仕込みの過程で、もろみをろ過してできた麦汁と一緒にホップをいれて煮沸するという作業があります。

この作業でビール特有の爽やかな香りと苦みが発生します。

なぜホップと煮沸すると、ビールに苦みが発生するのでしょうか?

その原因はホップに含まれている黄色い粉「ルプリン」にあります。

ルプリンにはたくさんの成分が含まれていますがその中に「α酸」という成分があります。

この「α酸」が加熱されることによって、「イソα酸」が発生します。

この「イソα酸」が苦みの正体です。

ビールの苦さは、ホップが加熱されることで発生する成分が原因ということをおさえておきましょう。

ホップとはどんな植物なのか?

「ホップ」とは、年中栽培可能な植物の一種です。

冷涼で乾燥した地域で主に生産され、世界中で作られています。

その品種はなんと、100種類以上あります。

そのためホップの品種によっても微妙な味わいの差が生まれます。

ホップは緑色のまつぼっくりのような姿が特徴

雄株と雌株に分かれ、ビールに使うのは未授精の雌株となります。

そのホップの雌株に含まれている黄色の粒「ルブリン」が苦みの原因となるわけです。

ビールは苦いのになぜ美味しい?

 

ビールの苦さの原因はホップを煮沸する過程で発生することがわかりました。

それではここからは、ビールはどうして苦いのに美味しいのか、解説します。

この章を読めば、ビールのおいしさの秘密がわかるはずです。

最初はほとんどの人がまずく感じる

最初はほとんどの人がビールを不味く感じます。

なぜならビールの苦みを強く感じるためです。

そもそも「苦み」というのは、本来毒の味であるため、 身体を守るためにほとんどの動物は、本能的に苦みを避けるようにできています。

そのため、大半の人にとってホップ由来の苦みがあるビールは、最初に飲むと口から吐き出したくなってしまうのです。

なので、最初に飲むときはほとんどの人は「まずい」と感じていることを知っておきましょう。

美味しく感じるのは苦みに慣れるから

それではなぜ、ビールを美味しく感じるようになるのでしょうか?

最初は「苦い」と感じ、あまりのめないことが多いですが、これは先ほど説明した通り毒の味である苦さから体を守るための防衛本能となります。

そのため、何度か飲みその安全性がわかると、ビールの苦みを感じなくなる、もしくは慣れていきます

なのでビールが今は苦手でも何度か飲んでいくうちに好きになるという人は多いのではないでしょうか?

人間には「本能的には危険を感じながら、経験的に安全だと覚えているもの」をスリルとして楽しむこともあります。

例えばジェットコースターや、ホラー映画などが挙げられますね。

苦いビールを飲むことを好むのも、同じような嗜好と言えるでしょう。

ビールの美味しい飲み方

ここまで、「なぜビールは苦いのか」「ビールは苦いのになぜおいしいのか」といったビールの苦みのメカニズムについて解説しました。

ここからは、今ビールが苦手と感じている人はビールをどう美味しく飲めばよいのか、について解説していきます。

是非この記事を読んで、ビール嫌いを克服してみてくださいね。

適温に冷やす

ビールを飲みやすくするには適度に冷やすことが大事です。

基本的に飲み物を冷やすと、風味や香りを落ち着かせることができます。

そのためビールも適度に冷やすとその苦みを抑えることが可能となります。

基本的にビールが美味しい温度と言われるのは「8度から4度」冷やし過ぎると、ビールの成分が凝固してしまったり、濁る原因にもなるため注意しましょう。

またエールビールの中にはぬるめの方が美味しいビールもあるため、 基本的にはビールの苦手克服や初心者であれば、ガービールの方がよいでしょう。

エールとラガーの違い

ビール造りにおける発酵は、「上面発酵」「下面発酵」「自然発酵」の3種類あります。

普段から飲まれているビールのほとんどが、「上面発酵」「下面発酵」のどちらかで造られています。

上面発酵で造られるビールを「エール」、下面発酵で造られるビールを「ラガー」といいます。

「自然発酵」は、ほとんどなくベルギービールの「ランビック・ビール」と言うビールが有名みたいです。

上面発酵 古くからのビールの造り方で、酵母が麦汁の表面に浮き上がっていくのでそう呼ばれています。常温〜やや高温で発酵し、発酵期間は3〜4日。(その後の熟成期間は約2週間)エールビールでおすすめ「よなよなエール
下面発酵 中世以降始まった造り方で、酵母がタンクの底に沈んでいくのでそう呼ばれています。5度前後の低温で発酵し、発酵期間は7〜10日。(熟成期間は約1ヶ月)ラガービールでおすすめ「一番搾り生ビール
自然発酵 培養されていない野生酵母を使った造り方で、今では数多くは造られていない。代表的なものはベルギーの「ランビック・ビール」という種類(スタイル)のビール。日本では岩手県のブリュワリー「いわて蔵ビール」が造っています。

・それぞれのおすすめビールのリンク載せましたので、よろしければ試しに飲んでみてください。

のどごしを意識する

のど越しを意識すると、ビールが飲みやすくなります。

のど越しとは食道を通る時の感覚のことをいい、ビールの場合はシュワっとした感覚を楽しむことができます。

ビールの味を意識してしまうと、苦さをより感じやすくなってしまうのであくまで喉が通った時の感覚を意識するようにしましょう。

のど越しをうまく感じられるようになると、爽快感を得ることができるため、クセになってしまう人も多いようです。

まずは味よりものどごしを感じる練習からしてみるとよいかもしれませんね。

こちらも冷たくすると、のどごしを感じやすいので、冷やして飲むのがおすすめです。

塩味のあるおつまみと一緒に楽しむ

塩気のあるおつまみと一緒に飲むのもおすすめです。

ビールを美味しく飲むためには、一緒に食べる料理やおつまみ選びも非常に重要です。

ビールの苦みを打ち消すのに、塩気があるおつまみは有効といえるでしょう。

ビール本来の味が楽しめるようになるまでは、塩気のあるおつまみと一緒にビールを飲み、ビールの苦みに慣れていくのもひとつの手です。

また、甘いおつまみも苦みを打ち消すことができるので、 甘いおつまみで何か好きなものがあれば、一緒に食べるのもおすすめです。

飲みやすいビール3選を紹介!

ここまで、どうしたらビールを美味しく飲めるか解説しました。

ここからは、ビール初心者やビールが苦手な方にお勧めの「飲みやすいビール」を3つ紹介します。

ビールが苦手という方はこの中からビールを選んで飲んでみてくださいね。

サッポロ エビスビール

  • ボディ
  • ライト〜ミディアム
  • ビアスタイル
  • ピルスナー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0%
  • 産地
  • 日本
  • 原材料
  • 麦 ホップ
  • ブルワリー
  • サッポロビール

商品詳細

こちらのビールは一般のスーパーでも流通されているビールとなりますが、ビール初心者にはおすすめのビールとなります。ホップはドイツ、バイエルン産のアロマホップの香りとエビス酵母の華やかな香りの探求がより広がりのあるコクを再現しています。また泡にもこだわっておりよりビールがおいしいと感じることが可能。努力の末に生み出された上品な味わいが、飲みやすさの秘訣と言えるでしょう。

サッポロ 黒ラベル

  • ボディ
  • ライト
  • ビアスタイル
  • ピルスナー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0%
  • 産地
  • 日本
  • 原材料
  • 麦、ホップ
  • ブルワリー
  • サッポロビール

商品詳細

サッポロ黒ラベルのおいしさの秘訣は「大麦」にあります。サッポロ黒ラベルに使われている大麦はビールの風味を劣化させない成分を持たない大麦なので、味や香りを新鮮に保ち、泡もちをよくします。初心者でも飲みやすいビールとしてあげられますが、ドイツ人もすっきりしていて飲みやすいけどおいしい、と言うほど、玄人受けもする商品で、ビールの風味をしっかりと楽しむことができる一杯なので初めてのビールにおすすめの商品です。

アサヒ スーパードライ

  • ボディ
  • ライト〜ミディアム
  • ビアスタイル
  • ピルスナー
  • 発酵方法
  • 下面発酵
  • ABV(アルコール度数)
  • ABV
  • 5.0%
  • 産地
  • 日本
  • 原材料
  • 麦 ホップ
  • ブルワリー
  • アサヒビール株式会社

商品詳細

スーパードライは飲んだ瞬間の飲みごたえ、切れの良さが特徴です。辛口ではありますが、ビールのホップ由来の香りもバランスよく楽しむことも。こちらのビールはすっきりとした味わいながら、飲み飽きず、どんな料理とも合うのが特徴で、夕食と一緒に召し上がることができますので、初心者でも気負うことなく飲むことができます。口の中に余計な雑味が残ることがないので、はじめてのビールにおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

この記事ではビールが苦い理由や、苦いビールが美味しく感じられる理由について 解説してきました。

最初は不味く感じるビールも、飲み続けると美味しく感じるようになります。

好きなお酒を楽しむのが一番ですが、ビールが嫌いだけど、ビールのおいしさを感じられる大人になりたいということであれば、是非この記事を参考にしてビールを楽しんでみてくださいね。

この記事をよんで、あなたの疑問が少しでも解決されたのであれば、幸いです。


この投稿をシェアする



← 前の記事 次の記事 →