これを選べば間違いなし!初心者にもおすすめな日本酒5選!
お酒を飲める年齢になったとしても、なかなか手を付けないのが日本酒ではないでしょうか。
飲み会などでは、サワーやハイボールなどが飲みやすく日本酒は少し、お酒上級者向けな気がするかもしれません。
日本酒は沢山の種類があり、詳しい人に飲み方を教わると詳しすぎて難しかったり、アルコールを強く感じて飲みにくかったりと 敬遠しがちなお酒になりがちですが、初心者でも飲みやすくて、おしゃれな日本酒は沢山あります。
ここでは、いままで日本酒を飲んでいなかった人向けに最初に飲む日本酒をおすすめしたいと思います。
日本酒を美味しく飲みたい!
日本酒は日本だけで作られているはずなのに、かなりの種類があります。
その味わいも、日本酒の数だけありますので、何を選んだらいいのか分からない事が多いのではないでしょうか。
自分の好きな味はどんな日本酒なのか、それだけでも知っておくと、お店の人にも注文しやすいです。
日本酒の種類
日本酒の種類は、作り方で違います。 原料が、米・米麴・水のみで作られるのが、純米酒。
そこに、醸造アルコールが加わると本醸造酒になります。
そして、純米酒と本醸造酒の中でも精米歩合によってそれぞれ4種類づつ分かれています。
精米歩合とは、日本酒を作る際にお米を削る量の事を言います。お米を削ることによって、雑味の無い日本酒になります。
より削った方が、手間もコストもかかるので上等とされています。
純米酒は、精米歩合の高い方から
- 純米大吟醸
- 純米吟醸
- 特別純米
- 純米
と分かれています。
本醸造酒は、精米歩合の高い方から
- 大吟醸
- 吟醸
- 特別本醸造
- 本醸造
と分かれています。
精米歩合の高い、大吟醸の方が美味しいのかと言われれば、そうでもなく、お米の味をよく感じられるのは、純米や本醸造の方だったりと、それぞれに味わいがあります。
また、本醸造酒でも、醸造アルコールを使用していることから、味が足されていると感じるかもしれません。
ですが、アルコール自体を足しているわけではなく、 香りを引き立てる効果をもっているので、よりすっきりと香りの高さを感じられるものになっています。
日本酒の甘口と辛口の違い
日本酒では、甘口と辛口と表現されることが多いですが、これ実は、料理でいう甘い辛いとはだいぶ違う表現なのです。
日本酒でいう甘い辛いは、日本酒度という数値で表します。
日本酒に含まれる糖分の比重を測って数値化したもので、糖度の数値が高い(甘い)ものほどマイナスに傾き、糖度が低い(辛い)ほどプラスに傾きます。
一般的には、だいたい
- +5~+10ぐらいが辛口。
- +1~+4ぐらいが中口。
- +-0~-になると甘口
と表記されます。
しかし、通常市販されている日本酒で甘口の表記があるのもは、ほとんど見かけません。
日本酒が甘く感じられるのは、ほとんどが糖度ではなく、香りから感じられているのです。
甘口の方が飲みやすいと感じるかもしれませんが、それは、甘い香りとすっきした後味という表現になるかと思います。
また、辛口の方が上等なお酒というイメージもあるかもしれませんが、それは戦後に作られた安価な三増酒という日本酒のせいです。
三増酒は、日本酒を大量のアルコールでかさましし、水あめや糖類などで味付けしたもので、燗にするとツンとアルコールの臭いを感じ、後にべたついた甘さの残るものでした。
その後、物資が流通し始めると、アルコールの添加されていない、辛口を売りにした日本酒が出回り、通は辛口を好むという価値観が出来ました。
現在は様々な味わいがありますので、自分の好みはこんな感じという表現を持てれば、居酒屋での注文に困らないと思います。
日本酒以外のお酒に似た感じの味わいのもの、という注文の仕方もいいかもしれません。
日本酒の選び方
日本酒を選ぶとき、味や種類の他に産地があります。
日本酒の原料はお米なので、米どころの地域などは日本酒作りが盛んです。
また、日本酒の酵母は寒い所でよく働きますので、東北や北陸など寒い地域は有名な地酒が多くあります。
蔵元にもよりますが、産地によってなんとなく味の方向性があるのです。
筆者が酒屋に行くときに店員さんによく聞くのは、自分の好みを伝え、お酒をおすすめしてもらう方法です。
産地も種類もバラバラでいろいろなお酒を紹介してもらえますが、良く分からない場合は、飲み比べセットで購入します。
飲み切りやすい180ml~300ml程の小さな瓶で3~5本セットになっているものが多いです。
最近では、酒屋さんより、スーパーなどで一個売りになっているものを見かけますが、 気になる日本酒を試し飲み出来るのでおすすめです。
観光地に行くと、現地のお酒の飲み比べセットなども売っていますので、お土産で見たことがある人も多いと思います。
初心者にもおすすめな日本酒とは
ここまで、日本酒の事を知ってもらいましたが、いざ自分で購入するとなるとやっぱり何から手を付けていいかわからないと思います。
また、日本酒は、アルコールが強い、後に残る感じがするというイメージで敬遠されがちだと思いますので、 飲みやすい日本酒とは何かという所からおすすめしていきたいと思います。
飲みやすい日本酒
お酒の飲みやすさは、まずアルコール度数ではないでしょうか。
一般的によく飲まれるお酒で、サワーで3~5%程、ビールで5%程、ハイボールで7%程、ワインで14%程です。
日本酒は15%程になるので、普段日本酒以外を飲んでいる人でも少しアルコール度数が高いと思います。
しかし、最近では飲みやすさを求め10%程の日本酒も出てきました。
普段、カクテルやサワーがお好きな方は、純米酒や純米吟醸酒に多い、甘くフルーティーな香りのするものがおすすめです。
日本酒は、温度によっても味わいが変わりますので、飲みずらいと思うときは、燗にしてみたり、冷にしてみたり、常温にしてみたりと飲み方を変えるのもおすすめです。
アルコール度数が低い
先述した通り、日本酒のアルコール度数は15%程です。
アルコール度数10%以下の日本酒であれば、低いものになります。
低アルコールの日本酒と検索すると様々な種類の日本酒が出てきます。
低アルコール日本酒には、ワインのような味わいのものやスパークリングが多く、飲みやすさを求めた日本酒になっています。
日本酒度が低い
先述の通り、日本酒度で甘口と辛口の表記がされておりますが、一般的に日本酒度の低い甘口のお酒が飲みやすいとされています。
しかし、スーパーなどで売られている日本酒のほとんどは、中口~辛口で、甘口を見かける事はほとんどありません。
最近は、日本酒初心者の方にもおすすめという所で、大手メーカーの低アルコールで甘口のお酒も増えてきましたが、 地酒を飲みたいとなると、酒屋さんで探してもらうのが一番だと思います。
初心者にもおすすめな日本酒5選!
具体的に、日本酒初心者の方へおすすめな日本酒をここからご紹介していきます。
日本酒の飲みづらさや、難しさが払しょくできる様な一本に出会える事を願って、5種類ほど厳選してみました。
また、購入のしやすさも初めは重要だと思いますので、スーパーやコンビニで買えるものもおすすめさせていただきます。
白壁蔵 澪スパークリング
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0%
- 産地
- 日本
- 原材料
- 米・米麹
- ブルワリー
- 宝酒造
商品詳細
スーパーやコンビニで気軽に購入できる日本酒です。
150mlからあるので、お試しもできます。スパークリングなのでワインのような味わいでとにかく飲みやすいです。
お酒の苦手な方や女性にも好まれる日本酒です。
発泡清酒 すず音
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 5.0%
- 産地
- 日本
- 原材料
- 米・米麹
- ブルワリー
- 一ノ蔵株式会社
商品詳細
スパークリング日本酒のパイオニア的な日本酒です。
スーパーやコンビニでも購入できます。飲んだ瞬間に日本酒特有の酒臭さを全く感じず、甘さと炭酸を感じる日本酒です。
日本酒は飲みにくいと思われている方は、この日本酒から始めてみてください。
一ノ蔵 ひめぜん
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 8.0%
- 産地
- 日本
- 原材料
- 米・米麹
- ブルワリー
- 一ノ蔵株式会社
商品詳細
昭和63年に、当時の女性にもっと日本酒を飲んでもらいたいと作られた、女性の好む味の日本酒です。
今は、アルコール度数の低さから女性だけでなくお酒の苦手な方にもおすすめされます。
甘酸っぱく、フルーティーな香りで飲みやすいです。公式サイトにはカクテルの作り方も載っています。
月桂冠 果月 桃
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 12.0%~13.0%
- 産地
- 日本
- 原材料
- 米・米麹
- ブルワリー
- 月桂冠
商品詳細
パッケージから、桃を使われているようですが、桃のような味わいという日本酒です。
甘口で濃醇みずみずしいお酒になっています。
桃のカクテルのような雰囲気ですが、しっかりと日本酒の風味も感じられ、食事にもあうように作られています。
果月シリーズは他に、メロンと葡萄もあり、それぞれに個性のあるものになっています。
月桂冠 THE SHOT 爽やかホワイト〈うすにごり〉
- ABV(アルコール度数)
- ABV
- 13.0%~14.0%
- 産地
- 日本
- 原材料
- 米・米麹・醸造アルコール
- ブルワリー
- 月桂冠
商品詳細
一見、お酒に見えないパッケージの日本酒です。
にごり酒の為、開栓前に一度振る必要があります。
夜のリラックスタイムをコンセプトに作られたお酒なので淡麗かと思いきやしっかり深みも感じられる日本酒です。
シリーズには他に4種類、純米・大吟醸・本醸造があります。どれが好みにあうか飲み比べも楽しいと思います。
まとめ
日本酒は、難しい言葉も多く、すぐに全てを知る事は難しいですが、飲み進めていくうちに自分の好みも分かっていきますし、 好みの土地も決まってきたり、蔵元のファンになったりと楽しみ方が変わってくるものだと思います。
日本酒というからには、日本食に合う、日本人に合うお酒です。
まずは、飲みやすいものから始めて、日本酒を楽しんでみるのはいかがでしょうか。